2014年8月22日金曜日

苦みと甘み。

頂き物の無農薬栽培の晩柑。
皮を捨てずにとっておいて砂糖煮を作りました。
晩柑はオレンジに比べると苦みが強いので、茹で溢しに時間がかかりますがその苦みも個性です。
グラニュー糖がないので和三盆(こちらも頂き物)をまぶしました。
とても上品に仕上がって満足。


器は明治から大正、昭和初期にかけて多く作られた氷コップ。
宙吹きの流れ水玉紋青足椀型です。

氷コップはかき氷を盛るための器で、プレスや宙吹きなどで様々な模様、形のものが作られていたようで、和ガラスの中では花形的な存在。
シャープな西洋のガラス製品に比べ、柔らかい造形が魅力です。

久しぶりに棚から出して使ってみました。

<晩柑のピール>
良く洗った晩柑の皮は大きめのまま、鍋で5分ほど茹でこぼし、さらに水を変えてもう一度茹でこぼしたら、ボウルに張った水に半日つけてさらす。
ザルで水を切り皮の重さの7〜8割程度の砂糖と一緒に火にかけ、かき回しながら砂糖を溶かして焦がさないように煮詰めていく。
水分がなくなったらクッキングペーパーに並べ1日乾かしたら、細くカットしてさらに1日乾かす。
表面の水分がなくなったら砂糖をまぶして完成。

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