2012年9月13日木曜日

変色待ち


まもなく完成する東京駅舎
赤煉瓦とともに注目したいのが銅板。

今回復元されたドーム部分の窓枠周辺の壁をはじめ、尖塔の屋根葺きや軒蛇腹などに使われていますが、復元前にも南北の時計周辺の軒蛇腹や尖塔などに存在した銅は、改修に入る前には緑青が吹いて白っぽい緑色をしていました。

今回の復元改修では一旦銅板部分はすべてピカピカの状態で葺かれ、古色感のための人工的な緑青吹きも行なわれなかったため、もともとあった造形部分でも随分印象が違います。
この銅板にすっかり緑青が葺くまでにはどれくらいの年月がかかるのでしょうか。それまでは茜色の銅板と赤い煉瓦の色合いが華やかな印象を与えてくれますね。



復元改修前の銅板部分
(フリー素材)

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