2011年6月24日金曜日

技術のウラに

テニスのウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2011)が始まっています。

先日は、女子シングルス2回戦が行われ、クルム伊達公子選手が同大会5度の優勝経験を持つヴィーナス・ウィリアムス選手相手に約3時間の激戦。

7-6、3-6、6-8で敗れはしましたがまだまだ可能性を感じさせるプレイでした。

さて、グランドスラム大会でも有名となった「チャレンジシステム」。

選手が審判の判定に疑問がある場合に「チャレンジ」を告知することでCGの画面で再判定されるものですが、2006年の全米オープンからボールマークが残るクレーコートの全仏を除く、グランドスラム大会のメインスタジアムと第一コートで採用されています。

このシステム、ホークアイという10台のカメラでいろんな角度からボールの軌道をとらえ、その映像からボールの軌跡計算、解析を行いCGで瞬時に再現するという仕組みだそうで、あの表示速度の早さはものすごいものです。

日本でも2008年の「東レ パン・パシフィック・オープン・テニストーナメント」で初使用、テニス以外では、審判による誤審が話題となったサッカー2010 FIFAワールドカップの反省から2012年大会のシステム採用を検討しているそうです。

弾道ミサイル誘導技術を応用したというこのシステム。
軍事開発が技術革新を生むという図式がなければとてもすばらしいシステムだと思います。

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