ブリヂストン美術館で開催中の「ベスト・オブ・ザ・ベスト」を見てきました。(5/1まで)
主に西洋近代美術のコレクションで知られるブリヂストン美術館。
その常設展でしたので詳細をチェックしていませんでしたが、ビルの立て替えに伴う美術館の長期休館のため、目玉作品を大々的に展示すると知り、急遽鑑賞に出かけました。
さすがに平日にも関わらずかなりのにぎわい。
今回の目玉は何と言っても同館所蔵で重要文化財の4点。
藤島武二《黒扇》、藤島武二《天平の面影》、青木繁《海の幸》、青木繁《わだつみのいろこの宮》。
どの作品も美術の教科書に登場する名品の数々。
特に青木繁《わだつみのいろこの宮》は、未完成作品が多い青木繁の作品には珍しく完成の高い作品で。古事記の一場面を題材とし、海底へと降りていった山幸彦が海神の娘豊玉姫に出会う場面を描いたもの。
これまで井戸の水汲みの場面なので海底の水がない空間を表現したものかと思っていましたが、次女の足下からは気泡の描写がありますので、やはり水のある海中の描写。
海中にある井戸というのも不思議な世界でした。
これらの作品だけでなく、すべてが目玉となり得る作品ばかり。
さすが「Best of the best」とうたうだけのことはありました。
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