2015年4月3日金曜日

1970年のランド。

開催中の展覧会「大阪万博1970 デザインプロジェクト」で再発した「EXPO’70ウィルス熱はまだまだ活動中で、入場券に続いてエキスポランド内のアトラクションチケットを入手。
エキスポタワー、ダイダラザウルス、回転ジャングルマウスの3種です。


EXPO’70のシンボルタワーとして建設されたエキスポタワーは、万博会場内全体の無線中継アンテナを兼ねた展望塔で、エレベーターで多面体のキャビン(展望室)に上るためのチケットがこれです。
建築家である菊竹清訓氏の設計で、このような住宅タワーを増殖させることで空中都市を形成するというイメージで、メタボリズムを代表する建造物として閉会後も残されていましたが、老朽化のため2002年に取り壊されました。
そういえば、その様子が2011年に森美術館で開催された「メタボリズムの未来都市展」で上映されていましたね。

ダイダラザウルスは全5コースのジェットコースター。
絡み合い型、急旋回型、高速直線型、演出型などがあり全長700m〜1200mの全コースが同時スタートしてほぼ同時にホームに戻るという凝ったものだったようです。
記録映像で確認すると、コースターがお互いにレースをしているような迫力がありました。

回転ジャングルマウスは円形レールを車両が移動しながら、さらに舞台全体が回転するというようなものだそうで、乗降に際しても舞台は回転したままで動く歩道から乗降するというとんでもない作りだったようです。
映像が見たいのですが、残念ながら公式記録映像のDVDでもほとんど確認できませんでした。

この3種のチケットは基本デザインは共通していて、EXPO70の地紋でベースの色分けがされています。
カラフルなイラストが当時の未来感を良く表していますね。
デザイナー、イラストレーターは不詳ですが、デザイナーの細谷巌氏による国内向け第3号公式ポスターとテイストが似ている気がします。

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