2015年4月23日木曜日

80年代の色と形。

伊勢丹新宿店のインテリアフロアの特設会場で「MEMPHIS MILANO & 80'S DESIGN」の展示会がありました。


MEMPHIS MILANO(メンフィスミラノ)は、イタリアの建築家でありインダストリアルデザイナーでもあるEttore Sottsass(エットレ・ソットサス)が結成した家具のブランド。
ソットサスといえば、1968年に発売された世界で最も有名なタイプライターであるolivetti(オリベッティ)のValentine(バレンタイン)のデザイナーとしても有名。

近年では2011に21_21 DESIGN SIGHTで「倉俣史朗とエットレ・ソットサス」展が開催され、80年代のプロダクトデザインの華やかさを再認識できたのは記憶に新しいところ。

メンフィスに代表されるように80年代の計算された色彩とデザインは、気取らない明るさや楽しさを感じさせてくれ、空間を華やかに演出してくれます。

展示会ではソットサスの代表作のひとつである「カールトン(Carlton/1981年発表)」が堂々とした姿で展示販売されていました。

この幾何学的な遊び心満載な色彩の本棚。
展覧会や図版では何度も見ていましたが販売されているのははじめてだったので値段を確認すると約190万円。
少数生産ということなのでしょうが、予想をはるかに超えた価格に驚きましたが、この造形ですから見えない部分に構造的な工夫がかなりなされているのでしょうね。

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