TOTOギャラリー・間で開催中の「TANGE BY TANGE 1949-1959/丹下健三が見た丹下健三」を見てきました。
建築家丹下健三氏の初期の代表作に焦点をあてた展覧会ですが、ユニークな点は丹下氏自らが撮影した35mmフィルムのコンタクトシート(ベタ焼き)が展示のメインであること。
企画者側が選び出したベストショットではなく、建築家自身の感覚で記録された数々の写真が見られるので、知っている建築物が違う物にも感じられました。
コンタクトシートを作って、ルーペで拡大して確認するという作業は、デジタル写真ではなくなってしまいましたが、久しぶりにアナログフィルムの良さを思い出させてくれた展覧会。
フィルムやコンタクトシートを知らない世代の人達はどのように感じるのか、とても興味があります。
2 件のコメント:
自分も行きました!観に行った時、建築×ネガだったので先生も行かれて記事を書かれるんではないかと勝手に心待ちにしてました。ネガに赤線等で縁取られてるものが幾つかありましたが縁取りで切り取る前と後の比較をプロジェクターで流していてその比較した構図のインパクトの違いが解りやすくて印象的でした。ちなみに自分はコンタクトシートというのは知りませんでしたが、ネガがこれほど多く並んでいるのは新鮮で今はPC上でなんでも出来てしまいますがアナログで同じ被写体の写真の比較はこんな感じでやっていたのかぁと思いました。丹下健三さんの建築は都庁と協会くらいしか知らなかったのですが自邸が少し紹介されてて友達からも話は聞いていましたが高床式にした理由に納得しましたしビジュアルがかっこよかったです。(長々とスミマセン)
コンタクトシートはネガを印画紙に密着させて焼き付けたもの。ネガは逆像ですし透過光でないと見えないので、写真の出来を確認しづらいため、一度コンタクトシートを作って確認するわけですね。
デジタル世代にはなかなか理解しづらいでしょうが、手間がとても掛かるのです。
コメントを投稿