2014年9月26日金曜日

指使いの妙技。

アジアの人形芸術である布袋戯(ポテヒ)の公演に出かけてきました。


これまで人形劇はインドネシアの影絵人形ワヤン・クリ(Wayang Kulitと、ベトナムの水上人形劇ムア・ゾイ・ヌオック(Múa rối nướcしか見たことがありませんでしたが、ポテヒは17世紀の中国・福建省にルーツを持つ人形劇で、布製の袋状の身体に木製の頭と手足がつき、身体の袋に手を入れて操る指人形の部類。

福建系の移民の子孫が多く暮らす東南アジア各地に広がりその土地で特有のスタイルとなったのだそうですが、今回は台湾のスタイル。

なんとなくNHKの人形劇シリーズのサイズ感を想定していたので、人形の小ささに驚きましたが、ダイレクトに指や手の動きが伝わるので、人形はまるで生きているかのような動作でした。

演目が終わると舞台裏を見せていただいたり人形に触らせてもらったりしましたが、特に人形の手の4本指だけがフリーに動く構造に関心。

もちろん、それを操る技術も大したものですが。
言葉がわからなくても人形の仕草でなんとなく伝わる構成もたいしたものです。

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