魚を刺身にしやすい直方体の切り身にしたものを「さく」と呼びますが、漢字では「冊」とも「柵」とも書かれどちらも正しいようです。
そもそも魚の四角い切り身を「さく」と呼ぶのは、短冊などに使われるように、四角い紙を冊(さく)と呼ぶことから、形状が似ているのでそう呼ぶとか、長方形の細長い木の棒を「柵」と呼ぶからとか、切り身がもともとは尺(しゃく)単位で切られていたものが訛った等々諸説あるようで、本当のところはよくわからないのだそうです。
それでももともと丸みのある形状のものを、四角く切り出すというのは、木材にしても魚にしても、「形状」に関しての意識が感じられちょっといいなと思ってしまいます。
ビンナガの大きな柵が安かったので、味噌漬け焼きにしました。
他のマグロに比べ肉質が柔らかいので焼き物にも向いていますね。
<ビンナガの味噌漬け焼き>
味噌と酒、醤油少々をまぜた漬け床にビンナガを漬け冷蔵庫で1日置く。
味噌を丁寧に拭き取りフライパンで焼く。焦げやすいので注意しながら酒少々を回し掛け蓋をして蒸し焼きに。
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