2012年8月26日日曜日

とても標準


今年の夏は文字デザイン関係の展覧会が多いということをつぶやいていたら、学生時代からの知人から「ヘルベチカ(Helvetica)のDVD」を観た事ありますか?とのメッセージをいただきました。

ヘルベチカは1957年にスイスのハース鋳造所の手組み用活字として発表されて以来、今でも世界中でもっとも使われているサンセリフのフォントですが、2007年に誕生50周年を記念してドキュメンタリー映画が制作されました。

映画の存在は知っていましたが、DVDに(それも日本語版に)なっていたのは知らなかったので早速貸していただき観賞。
タイポグラフィ界の著名人が登場してヘルベチカを語るというなんとも贅沢な映像でした。特典映像では本編で使わなかったインタビューでの話があり、こちらがまたとても良いです。知人に感謝です。

出演者の一人にオプティマ(Optima)やパラティノ(Palatino)のデザインで知られるタイポグラファーのヘルマン・ツァップ(Hermann Zapf)氏が登場していました。
もう90歳を超えていると思いますが、学生時代に講演会に行ったのを思い出しました。当時デザイン関係のドキュメンタリーの映像ビデオなどはほとんどなく、講演会にでも行かないと話を聞くことはできない時代でしたから貴重な体験だったことを覚えています。



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