2012年8月16日木曜日

並べて観察

武蔵野市立吉祥寺美術館で開催中の「モジもじ文字」展でグラフィックデザイナー平野甲賀氏の描き文字を見て、いくつか見覚えのあるものがあったのでkitaCafeの本棚をあさってみました。

なかでも椎名誠さんの本の題字はとても多く、文庫版だけですが取出して並べてみると、同じ作家名でも微妙に違うデザインで描かれていることにも気付き、なかなかおもしろい発見。この題字が手描きというのですから凄いです。
複数の本を一度にこれだけ並べるということはなかなかしないので、それだけでも新鮮でした。

以前はデザイン学校といえば手描きで文字を描く「レタリング」の授業が必ずありましたが、近年はほとんど手描き文字のカリキュラムが減っているようです。
ベーシックなデザイン学習でのPCでの制作ではどうしても操作性がカタチに影響しやすいので、以前のような手描きのカリキュラムというのはもっと必要なのかもしれません。

>>「モジもじ文字」展のレビュー記事

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