八丈島は光るキノコの種類が豊富だそうです。
図鑑では見た事はありますが、本物を見る機会はそうはないので、島の植物公園で毎日開催される「光るキノコツアー」に参加してみました。
夜の公園に20名ほどがあつまり、ガイドの懐中電灯を頼りに暗い森の中へ、満月に近い明るい月明かりで公園の整備された道は明るいのですが、管理されているとはいっても森は真っ暗でした。
今回見られたキノコはヤコウタケ。
キシメジ科という樹木が好きな1〜3cmほどの小さなキノコですが、ヤシの幹や枯れた葉柄(ようへい;葉の根元で茎の手前)からも生えるそうで、今回は地面に落ちた葉から出ていました。
図鑑のような群生とは行きませんでしたが、暗闇に緑色に光るキノコは神秘的です。
このヤコウタケ。
光るキノコでは世界一強い光を放ちますが、それでも写真に撮るのは至難の技。
発光物の撮影ですからストロボは御法度。
通常なら三脚で長時間露光ですが、公園内のツアーなため三脚禁止なので、画像は多少荒れますがISO感度を1600まで上げて、シャッタースピードをある程度稼ぎます。
それでもシャッタースピードは1/4秒なので、片手を地面に着け三脚代わりにしっかりカメラをホールドして撮影。
傘の裏にある「ひだ感」が出ないとのっぺりして何だかわからないので、露出補正をマイナス側に設定。
何とか見られる写真が撮れました。
光るのは傘だけ。
できるだけ反射光を生かして柄も見せたいところです。
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