2016年4月16日土曜日

鋼鉄のテント。

環七の高円寺近くに用事があったので久しぶりに座・高円寺にも立ち寄ってみました。

建築家の伊東豊雄氏が設計し2008年11月に竣工。

建物が建ってわりとすぐに見に行ったのですが、その時はイベントが開催されていたので人が多く、建物も話題で見にくる人も多かったので写真撮影どころではなかったのですが、この日は公演予定もイベントもなくとても空いていて撮影し放題。

この建物、外観が仮設の演劇テントみたいな形状で、下からは見えませんが屋根はスプーンですくったみたいなユニークな形状。
外壁は片側鋼板コンクリートでとても重厚な質感でありながら、屋根形状や窓の配置のせいかシャープで華奢な印象も受ける不思議な建物。

室内は暗めで照明も設置されている円形の窓からの外光が幻想的。
1階ホワイエと地下ロビーのフロアにはプロジェクターライトを応用した照明器具が円形の模様を作り出していて、何かが起きそうな空間演出が見事。

2階のカフェは公演やイベントがないせいか休日なのにとても空いていて穴場。
ソファの色は少しやりすぎ感がありますが、非日常的な空間デザインはぶれてない感じ。

どこもきれいにメンテナンスされていて、竣工からの年月を感じさせないのは素晴らしいですね。

建物も良いですが、座・高円寺が発行するフリーマガジン「座・高円寺」も、編集がしっかりしている上にデザインにも気合が入っていて見所満載です。

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