2014年12月15日月曜日

アール・デコの邸宅で学ぶ。その1

改修と新館増築のために休館していた東京都庭園美術館が今年リニューアルオープンし、本館では「アーキテクツ/1933/Shirokane アール・デコ建築をみる」が開催中(12/25まで)

東京都庭園美術館(旧朝香宮邸)は、日本に現存するアールデコ建築の代表として、一度は見ておきたい建物ですから、デザイン学校のグラフィックデザイン専攻の学生さん達を連れて出かけてきました。
アール・デコ様式は近代デザイン史の授業でも学習しましたし、この旧朝香宮邸はアール・デコ様式の特徴がとてもわかりやすい造形表現となっているので、授業でも多くの画像を紹介しましたから事前情報は豊富。

しかもこの期間中は美術作品である建物を鑑賞する機会として、撮影が可能な期間。
気になった造形や空間をどう切り取るのか?
色や明るさをどう写真に納めるのか?
写真やデザインの構図の学習も兼ねている贅沢な授業になりました。

エントランスにはルネ・ラリックのガラスレリーフ、邸宅内にはアンリ・ラパンのデザインが溢れます。この空間で撮影が可能というのはとても贅沢です。


日々PCに向かってネット上の情報だけで刺激を受けることの多い学生さん達にとって、日常から切り離された空間はとても多くの刺激を与えてくれたことと思います。
さて、皆さんはどんな写真が撮れているのでしょうか。

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