2016年4月14日木曜日

生態系と人の生活に気づく。

多摩川の支流で八王子や日野市を流れる浅川という一級河川があって、その土手のサイクリングロードに行ってみました。

多摩川のサイクリングロードは「多摩サイ」と呼ばれるほどメジャーなので混雑していますが、浅川サイクリングロードは川沿いのサイクリングロードの中でもまだまだマイナーなのかかなり空いています。

実はこの浅川沿いは、20数年前に日野市の水際紹介マップの製作のため、デザインと写真で関わっていたのでかなり馴染みのある場所。

当時はオフィシャルで関わっていたので見えなかったものが、プライベートで訪れてみるとかなり印象が違い、人々の流入がより感じられながらも、里山のように川を中心として、人々の生活の影響を受けながらも自然の生態系がしっかり存在する環境が維持されていることに驚かされました。


人の介入を拒絶する自然環境と、人の介入があってこそ維持される自然環境の二面性があることに今更ながら気付かされます。

2016年4月12日火曜日

鉢植えの居候。

ベランダの鉢植えに勝手に根付いた雑草。
棒状の茎の周囲に花が囲むように付いていてなかなか良い感じなのでそのままにしておきました。

下方の土に近いところの葉は円形のロゼット状。
茎の中程の葉は羽状と2種類の葉を持っていて、実は棒状。



調べてみると、アブラナ科のタネツケバナの仲間でヨーロッパ原産の帰化種、ミチタネツケバナがいちばん近いように思います。

特に珍しいわけではなさそうですが、花が咲くとなんだかうれしいものです。

2016年4月10日日曜日

名門の名作陶磁器

スウェーデンを代表する陶器メーカーであるグスタフスベリ(GUSTAVSBERG)社製で日本では稀少なシリーズであるリンダ(Linda)のコーヒーカップ&ソーサーが手に入りました。

スティグ・リンドベリ(Stig Lindberg)のデザインで、スタッキングできるフォルムと、ハンドペイントによる濃いブラウンとオレンジのボーダーがとても美しいデザインで、グスタフスベリの窯印資料と照らし合わせてみると、1970-78年の製造のようです。

ミルク入りのコーヒーがとても良く合いますね。

2016年4月8日金曜日

楽しい復原。

先日、知人からちょっと変わった魚の置物をいただきました。

皮や布などの両面に隙間を開けて貼り付けられた板状の胴体が、蛇腹のようにくねくねと動くというもの。

しかし、これが残念ながら不完全な状態。

パーツが外れたことでベースの布に力がかかりすぎて尻尾が切れそう、魚を立たせるための腹ビレもありません。

このままではかわいそうなので、木の板からパーツを切り出してサイズを合わせ、色を合わせていきます。

布部分は前後のパーツに挟み込む隙間を削り、麻糸を束にしてはめ込み接着。

最後に塗装を完了したパーツを接着して仕上げました。


こういう作業ってけっこう楽しい。

なさけない感じだったのですが、ちょっと凛々しく感じるようになりました。



今ではあまり見かけなくなりましたが、デパートの玩具売り場などには、おもちゃの病院というものがあって、ゼンマイが切れたとか、モーターを使った玩具が動かないとか、部品が一部外れたりしたものなんかを修理してくれていました。

今では児童館や地域センターなどで定期的に開業しているようですが、やはり直して使うという文化は大切にしたいですね。

2016年4月6日水曜日

どこへ行こうか。

英国の小径自転車「Alex Moulton GT」が来てほぼ1年。

冬の間は体が縮こまってしまってあまり乗れなかったのですが、暖かくなるととても遠乗りへ出かけたくなります。

行った場所や通った道路を確認したくでスマホやタブレットの地図アプリで見るのですが、どうも見づらくて、地形図を買ってきました。

2万5千分の一の地形図です。
実際に走ったところ、迷ったところが地図上で確認でき、さらに直線距離の関係など「表示範囲」という規制がないので、当たり前ですがとてもわかりやすい。

紙の地図という意味では、ドライブマップもありますが、各社で差別化をしたいためなのか、「ここが見やすい!」のポイントがかえって見づらくさせていて、利用範囲が限られすぎ、その点、国土地理院の地形図は色分けがシンプルなので、使用者の目的にマッチしやすく機能的、しかも美しい。
どこに手を加えるのかというデザインがしっかり完成されていて感心してしまいます。

これから行動範囲 に合わせて広くつなげていく計画ですが、地形図を買うという行為が本当に久しぶりで、それだけでわくわくしてしまいました。


2016年4月4日月曜日

冬眠から覚めて。

桜も咲いたというのにまだまだ寒い日が多いですね。
水分を絶って冬眠していた多肉植物のハオルシア・オブツーサもそろそろ暖かくなって、水分を補給しながらまた元気に成長する時期。

和名の雫石のとおり、水をたっぷり溜め込んだ葉が半透明な雫のように美しい多肉植物。

暖かくなってひょろ長い花芽が出てくるのが楽しみです。

2016年4月2日土曜日

白い空中美術館。

1月31日で一般公開が終了し事実上閉館してしまった神奈川県立近代美術館<鎌倉館>

公開の終わる1月半ばに急いで行き、各所をじっくり見学して記録しました。
撮影点数が多く整理できないまま春休みになってしまいましたが、改めて見直すとこの建物が解体されず保存となって本当に良かった。

白いボード張りの外壁で囲まれた展示室を支える細い繊細な鉄骨支柱、周囲の景観とのコントラストや中庭の周囲の大谷石、大きな空間と小さな空間のつながりや、光の変化や色彩の変化との関わりなど、随所に日本的な印象を受けるデザインとなっていて見事な建物です。



今後は耐震の問題もあり一般公開されることはないのかもしれませんが、坂倉準三氏が設計したモダニズム建築の傑作をいつまでも保存し続けてほしいものです。