2013年7月7日日曜日

中世美術の至宝とデジタル。

国立新美術館で開催中の「貴婦人と一角獣展」に行ってきました。

フランスの国立クリュニー中世美術館の至宝である「貴婦人と一角獣(一角獣を連れた貴婦人)」の連作は、1500年頃の作品とされ、ゴシック後期の優れたタピスリーとしてデザイン史でも登場するメジャーなものです。

過去にこの作品がフランス国外に貸し出しされたのは1974年のメトロポリタン美術館のみという貴重な機会。しかも連作の6面すべてが来日するのですから開催前から注目の展覧会でした。

会場は円形に近い展示室を作り6面のすべてが見渡せる構成。メインの展示室の周囲には回廊式に展示室が作られ、モチーフの動植物の詳細や当時の関連する彫刻やステンドグラスが展示されてはいるものの、あくまでメインはこの6面のタピスリーだというのがはっきり見て取れる展覧会でした。
ごく小さなパネルで織り方による輪郭の強調やボカシの解説がありましたが、グリッドの基本ともなる経糸(たていと)に絵柄を創りだす色彩階調としての緯糸(よこいと)の関係というのは、デジタルの画像とまったく変わりないというのも発見でした。

会期終了間近ですが必見です。

2013年7月6日土曜日

1970年の夢の形

最近、ネットで注文して山積みになっていた本の1冊に「日本万国博覧会 パビリオン制服図鑑」があります。

この本は、大阪万博「EXPO'70」の各パビリオンで活躍したコンパニオンの制服写真集なのですが、当時の記録写真に加え最近復元された制服の写真が掲載されています。

そもそもこの本が出版されるきっかけとなったのが、1970年に開催された「EXPO'70」から40周年にあたる2010年に、万博記念公園内に残る鉄鋼館をEXPO'70パビリオンとしてリニューアルオープンする企画が持ち上り、メインの展示品として当時のコンパニオンの制服を復元することになったというもの。
ものによっては生地から生産したものもあるというこだわりようで、EXPO'70パビリオンのオープニングでは、1日限りのファッションショーが開催されました。

少ない資料から復元された制服の写真と当時の貴重な写真で構成されたこの図鑑は、EXPO'70を違う視点から捉えられるものです。






2013年7月5日金曜日

研究生には特典

デザイン学校では正規の2年間のカリキュラムを修了した後にさらに学べる「研究生課程」という制度があって、その課程の学生さんは自由に授業を受ける権利に加え、研究生だけが履修することのできるゼミがあります。

本日は「写真ゼミ」が開講。
新木場にある「東京都立夢の島熱帯植物館」に撮影実習に行ってきました。

まずは各自で自由に撮影。
途中で撮影画像を確認しながら個別に指導。

環境の異なる場所での撮影ではまず始めにやらなければいけない事にホワイトバランスの設定があります。

写真は光の記録でもあるので、光の種類によって色の違いを調整する必要があり、フィルムカメラでは「フィルター」という薄い色のついたフィルムを、レンズの前にセットして撮影することで色調整を行なっていましたが、デジタルではホワイトバランスという項目でデジタル信号で色調整を行うため、その日の天候や環境を考慮し、テスト撮影を繰り返しながらベストな色調整を行ないました。
学生の皆さんも真剣です。



2013年7月4日木曜日

パッケージと広告の関係

プロダクトデザインを中心に世界で活躍しているデザイナーの吉岡徳仁氏がデザインを手掛けたことでちょっと話題となった参天製薬の「サンテ ボーティエ」

クリスタルの香水瓶のようなデザインで、かなり期待させる画像がデザイン系のサイトで紹介されていて、早速ドラッグストアで探しまわり先日やっと店頭で確認。

ボトル本体の作りはやや気に入らないものの、アクリルのムク材を削り出したような蓋や全体のバランスはなかなか良いので、ちょっとお高めですがまあ仕方ないか(何が?)と納得したところで「ローズの香り」のPOPが目に入りました。え?
イメージキャラクターが杉本彩さんでしたので、ちょっとあやしい予感はあったのですが。

結局ためらってしまって買えませんでした。

CMもこの感じ。

ターゲットイメージがとても明解ということなのでしょうが、ターゲットからはずれた人にとっては買いづらいものになってしまいました。
もう少し硬派なイメージで売って欲しかったです。


2013年7月3日水曜日

冷製アレコレ

TVでカップ焼きそばに氷を入れる商品があると聞き驚いていたら、最近はカップラーメンに氷を入れる食べ方が流行っているんだとか。
すでにある商品の食べ方の提案をするだけで、売り上げが見込めるのですからウマいSPなのでしょうが、今シーズンで消えそうな予感も。
まあ暑い夏には冷たいものが欲しくなりますから、いろいろアイデアを出すのもいいのかもしれません。

さて。夏は瓜の季節。冬瓜が旬となりました。濃い緑色が涼しげで夏の代表野菜のひとつ。ゆっくり出汁を吸わせた冬瓜は冬の大根に通じる美味しさがあります。

こちらは自信もって冷製でも美味しいです。

<冬瓜の冷製煮物>
下茹でした冬瓜を出汁で柔らかく煮る。やや固いくらいで湯むきしたミニトマトとクレソンを入れ、醤油と塩で調味。すぐ火を止めて荒熱が取れたら冷蔵庫で冷やす。
蕎麦の実があれば冬瓜と一緒に茹でると食感が変わって美味しいです。
※珍しく花付きのクレソンがあったので飾ってみました。

2013年7月2日火曜日

マゼンタの夏。

いつのまにか7月になっていました。
もうすっかり夏ですね。

昨年はデザイン学校のMid先生に教えて頂いた赤シソジュースを作ってすっかり気に入ってしまったのですが、昨年は時期的に遅かったため、今年はそろそろ赤シソが出る頃ではないかと早目に行動。近所のこだわり野菜店に行ってみると、やはり元気そうな朝採りの赤シソが束で並んでいました。

買うとなったら即日、葉をむしって煮出さなければならないのでひと仕事ですが、その後の幸せを夢みて頑張ることに。
2束を抱えて帰りました。

さっそく葉をむしって量を量ってみると思ったより多かったので、鍋やボウルの大きさが心配でしたがなんとか無事に完了。

梅やショウガのジュースと違って、作ったその場で飲めるのが特典みたいでいいですね。
さっそく1杯。

今年もこの濃いマゼンタ色の季節がやってきました。



>>昨年の赤シソジュースの記事

2013年7月1日月曜日

ムスクの蝶

週末は御殿場にある友人の会社の保養所に誘われたので行ってきました。
一番の目的はテニスだったのですが、御殿場方面に行くのならついでに採集も試みたいと企みました。

事前に調べる時間がなかったので古い記憶でこの方面ならアサギマダラ狙い!と勝手に決めつけていたのですが、なんとジャコウアゲハが乱舞状態。
ジャコウアゲハはもともと暖かい南方系の蝶。
温暖化で移動する蝶が増えているとは聞いていましたが、まさか御殿場でジャコウとは。
比較的寒い高地系の蝶はどうなってしまうのでしょうね。

すぐに展翅できなかったので、夏休みの宿題としてゆっくり軟化展翅します。

帰りは世界遺産登録後の富士山詣のせいか、恐ろしいほどの大渋滞となってちょっと大変でした。
世界遺産というのも考えもの。
マスコミもあまり盛り上げないで欲しいですね。