2012年5月7日月曜日

授業の試作/鋳金4


石膏の鋳型に溶かしたピューターを鋳込んだあと。

いよいよ石膏を崩して取出す行程。
脱鑞や鋳込みが上手くいったかどうかが判明するので、緊張しながらの作業です。

鋳込んだあとは水没。冷却と同時に石膏をモロく崩しやすくして、ドライバーや刃物を使って石膏を崩して行きます。

金型から抜ければ作業は楽になり、金属の鈍い光が見えてくればあとは一気に。
青いワックスが銀色に輝く金属に置き換わりました。

鋳込みの時の石膏が熱すぎると金属の地肌が荒れるようですが、特に荒れもないようです。まだ磨きをしていないので、光が充分ではありませんが、とりあえずはまずまずの出来でしょうか。

最後は仕上げの磨きです。

2012年5月6日日曜日

35万6955キロ

昨日はスーパームーン
月と地球の距離が35万6955キロでした。
この月が地球の周りを公転する楕円形軌道の半径が、地球との距離をもっとも近くなるタイミングと、月が満月になるタイミングが一致する現象で、距離が近くなるため通常の満月よりも16%大きく、30%明るく見えるのだそうです(平均公転半径は38万4400キロ。)

厳密には日本時間の6日午後0時34分が満月で、最も近い軌道となるのは午後0時35分。
昨晩日本で見られたのは、まだちょっと早いスーパームーンでしたがほとんど雲のない夜空で十分に堪能できましたね。
今晩もちょっと遅いスーパームーンですがお天気が崩れてきそうで残念です。

来月も満月と近い軌道がほぼ一致するようです。
距離は今回ほど近くないようですが、大きさで0.5%ほど小さく、明度も約1%低いだけなので、見かけ上は十分見応えがありそう。
しかも満月は6月4日の午後20時12分ですから、まん丸の満月が見られそうです。
あとは天気だけですね。

せっかくのスーパームーンだったので、双眼鏡を使ったコリメート撮影をしました。


「コリメート撮影」については以前の記事にも紹介しています。

2012年5月5日土曜日

日暮修一氏


先月末にイラストレーターの日暮修一氏の訃報が新聞に掲載されました。

ビックコミックの表紙イラストを40年以上描き続けた日暮修一氏は大学の大先輩で、私が在学中に制作した芸術祭のパンフレットの紙上で卒業生のインタビュー記事を掲載した際、青山の自宅へお邪魔したことがありました。

その時に不要になった「トレーススコープ(トレスコ)」を頂く話になり、後日友人のY氏(現在NHKの美術で平清盛も担当)に手伝ってもらい、ご自宅の地下にあるアトリエから思いトレスコを担ぎ出したのですが、階段が螺旋階段でとても手こずったのを覚えています。(手摺を傷つけたのも思い出しました。)
そのトレスコはMacが普及する前の「写植版下指定紙」時代のデザインワークでは、ポジフィルムから「アタリ」を取るのになくてはならないものなので大活躍。
そういえば、この時Y氏は段ボール2箱分のLPをもらっていきました。

こちらが母校の学生というだというつながりだけでお忙しい中インタビューをお願いし(しかも無償)、その上、不要なものとはいえ高価な機材までタダでいただいてしまって、なんとも厚かましい学生時代の思い出です。

とってあった芸術祭のパンフレットを探し出し日暮氏の記事を読み返してみました。
できるだけ本人の語りの感じを残したくてインタビューのテープから起した文章は、けっして読みやすいものではありませんでしたが、絵が好きでたまらないからこの世界に入って、自分の好きなものには拘り続けていたという日暮氏の声が蘇ってきました。

ご冥福をお祈りいたします。



2012年5月4日金曜日

白い世界へ

南アルプスの前衛山の日向山に登りました。

サントリーのウイスキー工場で有名な白州からほど近い山で、車で標高1120mの登山道入り口まで行ってあとは徒歩で登り始めます。
途中はほとんど景色の変化はなく、樹林帯を縫って540mの標高を1時間30分ほどで登ります。

登山とはいっても、コースが整備されていて登りやすい初心者家族向きのコースという情報だったので舐めてかかったところ、結構な登りの登山道で疲れ果てました。
平地の歩きには自信があったのですが、勾配は別問題ですね。

根を上げたくなった頃に標高1659.6mの林に囲まれた山頂に着き、少し下ってから登ると樹木が一切ない白い幻想的な展望が広がりました。

この風景を見るためにみんな頑張って登ってきたんだなぁと納得しますが、あまりの眺望に馴れるまでは足がすくんでしまいます。


残雪かと思うような白い風景は全て花崗岩が風化した白砂。
思わずキラキラ光る黒雲母採集をしてしまいました。

2012年5月3日木曜日

花も鳥も

春山はまだ新緑が出始めで小さく薄緑なこともあり、夏山に比べてを多く見られる気がします。

南国の元気で色鮮やかな花々もいいのですが、やはり日本には淡い色彩の花々が似合う気がします。

山梨から長野あたりで春を満喫。
ヒノキ花粉だけが難題です。

白い花は桜に負けない大きな木で、これからまだまだ咲く感じでした。蕾の感じを見てもバラ科で間違いなさそうですが、何の花かわかりません。ユスラウメにも似ていますが、花柄が長く木が大きすぎ。西洋ナシにも似ていますがちょっと花弁が広がりすぎ。謎の花木です。

中央の桜はコヒガンザクラということで紹介されていましたが、コヒガンは通常は早い時期に咲く桜らしいです。まだまだ蕾ばかりの木が多く四分咲きくらい。シダレではないのですが蕾も花も下を向いているのが可愛いく、ピンク色の強い花で賑やかな感じで咲いています。

山にはまだソメイヨシノが満開のところもありました。
メジロが必死に蜜を吸っている姿がカワイイです。
この時期の広葉樹は葉が生い茂っていないので、野鳥観察にもいい時期ですね。
こんな出会いがあると、もう少し長いレンズが欲しくなってしまいます。

夕方近くに寄った原村の自然文化園内の湿生園植物園にはミズバショウとザゼンソウが咲いていて、池にはカエルの卵も。そろそろオタマジャクシが生まれそうでした。

暖かくなって生き物の活動が活発になり、楽しい季節がやってきましたね。
梅雨前にまだまだ春を楽しみます。

2012年5月2日水曜日

鳥の巣?


八ヶ岳の麓に広がる高原の原村というところの小さな湖からの景色が絶景という情報を得たので行ってみました。

すぐに一周できてしまうほどの小さな湖ですが、湖畔の白樺林と八ヶ岳が湖に映り込み、カレンダー写真のようでとてもお気軽な絶景でした。

せっかくなので白樺林も散策。
青い空を背景にした白樺はコントラストがとても絵になりますね。
一般的な樹木では晴天の空を背景に撮影すると、逆光で絞り込まないと青い空に映らず、絞り込むと幹は黒くつぶれてしまいますが、白樺は木肌が白いので、オートまかせでも露出がバッチリです。

よく見ると白樺の枝に鳥の巣のような球状のものがあちこちに。
ヤドリギです。

寄生した落葉樹の葉が落ちても青々とした葉をつけていることから生命力の象徴として縁起がいいとされ、欧米ではクリスマスのリースなどに定番のヤドリギ。

周囲の白樺のヤドリギもほとんど実はなくなっていましたが、1本だけブナに寄生したヤドリギには黄色い実がまだ残っていました。

双葉の間に実をつけた形態がとてもカワイイですよね。

2012年5月1日火曜日

桜の見納め?


八ヶ岳連峰赤石山脈(南アルプス)を望む山梨から長野のあたりへ行ってきました。

まだやわらかい新緑の中に、所々に淡いピンクを見せるヤマザクラを見ながら車で走っていると「神田の大イト桜(しんでんのおおいとざくら)」の看板があったので寄り道。

樹齢400年のエドヒガンザクラの変種で山梨県の天然記念物に指定され、JR中央線の小淵沢近くの車窓からも見られるそうです。
ピーク時は車内アナウンスが流れるほどの有名な桜だったようですが、だいぶ葉桜になっているため人も少なくゆっくり見られました。


すぐ手前には一面の菜の花ではなく、スイセン畑が広がっています。

スイセンと言えば、黄色くて多少大振りのラッパスイセンと、白く小さいニホンスイセンくらいしか知りませんでしたが、ラッパが薄いピンクのものや香りが強いもの、八重咲きのものなど様々なものがあり、ラッパスイセンというのも分類上の名前でとても多い種類があるようです。スイセンは園芸品種が多く1万種以上ともいわれているそうで、色やラッパの大きさ、房咲き、花弁が反り返るものなどの特徴あるものをかけ合わせて毎年品種が増え続けている花だとか。園芸の世界は本当に深いです。

それにしても桜には黄色がよく似合います。