2011年2月7日月曜日

不老長寿の仙人食

下ごしらえが短時間で済む食材は重宝しますが、特に重宝するのが「木耳(きくらげ)」。

黒と白がありますが、何にでも合わせられる「白」が特に使いやすいです。

あまり栄養面では注目されない木耳ですが、ビタミンB群やビタミンEの他、体内でビタミンDに変わるエルゴステリン、カルシウム、鉄、カリウムなどを豊富に含んでおり、食物繊維も豊富という結構頼もしいやつです。

効果としては骨を丈夫にする働きに優れ、血液の浄化作用、抗菌・抗ウイルス効果も期待されるそうです。

滋養、強壮作用から薬膳料理でも欠かせなく、咳、のど、胸部の痛み、便秘、整腸作用、肌荒れに用いられます。

サラダにもよく使いますが、加熱にも強いので炒めものにもいいですね。

冬の定番食材「牡蠣」と一緒にオイスターソーズで蒸し炒めにしました。コリコリの食感がたまらないです。

2011年2月6日日曜日

神々の戦い

kitaCafeの移転もやっと落ち着いた感じですが、まだまだ整理のつかない謎なものも多く残っています。

いままでは奥の方にしまい込まれていたものですが、これを機に整理しなくては。

ちょうどデザイン学校のイベントで「不要な良いもの」を大募集していたので、思い切って寄付することに。
すでにデザインや写真の書籍、雑誌は学生達にあげたので、数は多くはないものの、まだ「ちょっといいもの(このあたりの価値観は人それぞれですが)」はあったりします。

今回の出物は「バリ・チェス」。
インドネシアの伝統的な木彫りによるチェスは、ヒンドゥー教の神話に出て来る神をかたどった駒がユニークで、様々なデザインや大きさのものが作られています。

着色されていない木肌がとても素朴で、おそらく材質はチークと黒檀。

全ての駒を並べると、一般的な西洋のチェス駒にはない緊迫感がなんともいい感じです。

たかがゲームですが、雰囲気を演出するデザインはとても大切です。















この「バリ・チェスセット」はチェス版が2ツ折りの箱になっていて、駒が全て中に収納できます。
また内側は寄せ木でバックギャモンの盤になっています。

2011年2月5日土曜日

美しい本-その2

「世界のブックデザイン2009-10」でチェックし注文した本その2です。

「Kuckuck, Krake, Kakerlake」ドイツの本ですが、1章毎に動物についての文章と挿絵がある本で、ウナギ、クラゲ、アンコウ、コウモリ、シマウマ等の全40種の動物について書かれています。

表紙だけはカラーですが、中はすべて墨1色刷り。
版画で刷られたような風合いの挿絵と文章組みのすべてが墨1色でとても美しい本です。
見返しもとても楽しく魅力的、ノンブルの位置もいいですね。
紙は版画用紙のようなやや繊維のあるコットン系の用紙です。








タイトルの「Kuckuck, Krake, Kakerlake」は「カッコウ、タコ、ゴキブリ」です。
どうしてこの3つが題名になっているんだか謎です。

最後のページ。虫が穴から出て行く絵。めくると出て来てます。








2011年2月4日金曜日

美しい本-その1

1月に印刷博物館P&Pギャラリーにて開催されていた「世界のブックデザイン2009-10」でチェックし注文した本がやっと届きました。

amazonで3冊注文してまとめて納品にしていたのですが、なぜか別々です。
梱包がちょっともったいないですね。

それでも買ったものは早くみたいのでありがたいのですが。

まず届いたのは日本の本です。
今回の展覧会の前から知っていた本で、見つけた時は荷物になるので「また今度」と思っていたまま忘れてました。

TOTO出版の「Studies in Organic Kengo Kuma & Associates―スタディーズ・イン・オーガニック」。

糸でかがってありますが、上製本ではないので背表紙は「かがり糸」が見えます。
普通は裏の顔なので「背表紙」を付けて隠しますが、あえて見せる心遣いが良い。しかもカバーが本体より短いので上部に背が見えるところも気が利いてます。
本の開きがいいのもポイント。

カバーはラインの上下で広げられ、図面の印刷とエンボスの組合わせが本の内容の世界観とばっちりマッチしています。

カバー背と表紙タイトルはグロスインクが盛られているのですが、このインク、感熱インクで触っていると色が薄くなります。放っておくとすぐもとに戻りますが。この効果どのくらい保つのでしょうかね。



















造本部分だけでなくレイアウトデザインも感心するデザイン要素が盛り沢山です。
こんなに凝っていてなんでこんなに安いのか?疑問です。

ぜひ手に取ってみて下さい。

2011年2月3日木曜日

今後が楽しみ

恵比寿の写真美術館で開催中の「映像をめぐる冒険vol.3 3Dヴィジョンズ –新たな表現を求めて–」に行ってきました。開催中~2/13(日)
各メディアで話題の3Dをテーマにした写真・映像表現の展覧会です。

http://www.syabi.com/contents/exhibition/index-334.html


やや理屈っぽいところもありましたが、懐かしいステレオ写真から導入して、仕組みをわかりやすく説明展示していて好感の持てる展覧会です。

人間の左右の目の距離による見え方のズレを利用した立体視は、構造がシンプルなだけにとても魅力的です。
何よりも展示を見てステレオカメラが欲しくなりました。

イチオシの展示は、視差を調整できる実験映像作品で、円形のプレート操作で画像のズレの度合いが変わり、それに伴って立体視の度合いが目に見えて変化するというもの。

目の前の画像が自分の操作で徐々に立体感あるものに変わって行く様はとても面白いです。

最近流行りの3Dの実写動画もあるのですが、こちらは「カキワリ」的でまだまだ発展途上な印象を受けます。
3Dによる図式表現はとても素晴らしいので、建築パースなどの分野では急発展しそうな予感です。

もうすでにあるかも知れませんが、1:1の3Dパースの中に入ってみたいですね。

2011年2月2日水曜日

裏印の魅力

グラフィックデザインの領域で比較的人気なアイテムに「マーク」があります。
企業のロゴやブランドマークなど、視覚的なキャッチとして重要なアイテムで、各種商品にも表示され差別化されています。

これらのマークは視認性が特に重用視されるため、要素の少ない比較的はっきりしたものが一般的で、見せるために車のエンブレムマークなど目立つ位置に入ることがほとんどです。

これに対して目立たないマークの使い方の代表が磁器のカップや皿などに付ける「裏印」。

メーカー品であることの証であり品質の保証でもある「裏印」は、目立たないように商品の裏にあり、デザインも視認性以上に凝ったデザインになっています。

アンティークの業界ではこの「裏印」をもとに作品の履歴や来歴を判断することも多く、図柄だけでなく色の違いでも品質を表していたのではないかとも言われています。
実際にカップや皿を裏返して裏印を見比べてみるだけでも楽しいものですね。














日本が世界に誇る「磁器ブランド」のひとつである「ノリタケ」。

1885年から終戦にかけてのいわゆる「オールドノリタケ」と呼ばれるものには、約110種類以上の裏印が現在確認されているそうですが、大戦によってノリタケの資料原本が消失しているため、不明な点も多くあるようです。

ノリタケブランドの裏印で面白いのがこのマーク。
通称「ヤジロベー」。




















国内向けに1911年(明治44年)頃~1940年(昭和15年)までの戦前に作られたもので、グリーン・マロン・ブルー・ピンク・藍・金の色のバリエーションが確認されているそうです。
一説には、一本足で立つヤジロベーに生産管理のバランスの良さを表現しているとも言われています。

マークの来歴や意味を知ることで、生産者やメーカーが商品に込めた気持ちが伝わり、より愛着が湧きますね。

2011年2月1日火曜日

見に行かなくっちゃ!

gggで開催していた「秀英体100」。絶対に行きたい!と思っていたのですが、最終日の昨日も体調不良により行く事ができませんでした。とても残念です。
「まだ会期終了まで日があるから…」という油断はいけませんね。始まったらすぐに行かないと。
という訳で、すでに始まっているぜひ行きたい(行って欲しい)展覧会とまもなく始まる注目の展覧会をまとめました。
学生さんは春休みに突入。学校のイベントも多いですが見る事も勉強です。

「レンバッハハウス美術館所蔵『カンディンスキーと青騎士』展」
三菱一号館美術館にて
開催中~2/6(日)※まもなく終了!
http://mimt.jp/
カンデンスキーを中心として19世紀末のドイツ・ミュンヘンで活動した「青騎士」を紹介する日本発の展覧会。
鹿鳴館設計の建築家ジョサイア・コンドル氏によって設計され、老朽化で解体されましたが、美術館として蘇った「三菱一号館美術館」も見所。展覧会は日独交流150周年の記念イベントでもあります。

<同時開催>
「ジョサイア・コンドル没後90年記念ージョサイア・コンドルの岩崎邸建築展」
三菱一号館美術館歴史資料室
開催中~2/6(日)※まもなく終了!
http://mitsubishi-ichigokan.jp/archive_room/


「消費者のためになった広告コンクール展」
アド・ミュージアム東京
開催中〜2/27(日)
定番の「消費者の〜」も50回。広告の受け手である消費者の視点が勉強になります。
http://www.admt.jp/exhibition/program/2011_shohisha50.html


「20世紀のポスター[タイポグラフィ]—デザインのちから・文字のちから—」
東京都庭園美術館
開催中〜3/27(日)
http://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/typograph/index.html
グラフィックの華であるポスターを「タイポグラフィ」に焦点をあてて約110点展示するというのだから期待大。見ない訳には行かないです。


「包む―日本の伝統パッケージ展 TSUTSUMU-Traditional Japanese Packaging」
2/10(木)~4/3(日)※まもなく開催
http://mmat.jp/exhibition/archives/ex110210-2
日本の自然や風土、生活の歴史の中で生まれた「包むかたち」の展覧会。必然の美しさが発見できるはずです。

「ベッティーナ・ランス展」
3/26(土)~5/15(日)
東京都写真美術館
http://www.syabi.com/contents/exhibition/index-1306.html
女性写真家のパイオニアのベッティーナ・ランスの代表作を集めた展覧会。
日本での個展は89年、91年、2000年の開催以来ではないでしょうか。
新作個展ではありませんが、逆に過去の代表作のプリントもとても楽しみです。