アール・デコを代表するグラフィクデザイナーで、デザイン史の教科書にも登場しますが、この展覧会ではリトグラフで刷られたポスターの他、カッサンドル自身が描いたポスター原画も多く展示されていますので、原画と版画(印刷)の表現を見比べるのにも最適。
今回の展覧会で発見したものがひとつ。
傑作《ラントランジジャン(1925年)》と《ノール・エクスプレス(1927年)》に共通する分銅のような図形。
この形体が何を表現しているのか謎でしたが、作品を目の前にして突然閃きました。
電線の絶縁体である「碍子」。
些細なことですが、こういう発見はうれしいですね。
都心の美術館開催でないのでゆったりと見られるので、デザインを学習している学生さんには必須の展覧会です。
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