2017年3月15日水曜日

アール・デコとポスター

埼玉県立近代美術館で開催中の「カッサンドル・ポスター展 グラフィズムの革命」を見てきました。(3/26まで)




アール・デコを代表するグラフィクデザイナーで、デザイン史の教科書にも登場しますが、この展覧会ではリトグラフで刷られたポスターの他、カッサンドル自身が描いたポスター原画も多く展示されていますので、原画と版画(印刷)の表現を見比べるのにも最適。

今回の展覧会で発見したものがひとつ。

傑作《ラントランジジャン(1925年)》《ノール・エクスプレス(1927年)》に共通する分銅のような図形。

この形体が何を表現しているのか謎でしたが、作品を目の前にして突然閃きました。

電線の絶縁体である「碍子」。

些細なことですが、こういう発見はうれしいですね。

都心の美術館開催でないのでゆったりと見られるので、デザインを学習している学生さんには必須の展覧会です。

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