先日閉会した「PARIS オートクチュール 世界に一つだけの服」では、イヴ・サン=ローラン(Yves Saint-Laurent)による背面がレースに開いた黒いイブニングドレスが展示されていました。
このドレスの写真はヴォーグの表紙になったもので、撮影したのはパリとニューヨークで活躍したファッション写真家のジャンルー・シーフ(Jeanloup Sieff)。
写真集には必ずと言ってよいほど掲載されることの多い代表作のひとつ。
展示では鑑賞者側に背面が向けられていますが、ミラーが配置されて写真では見えない正面も鑑賞できました。
この写真からは想像できませんでしたが、正面は首元までボタンが並ぶデザイン。
写真で見知ったモチーフを実物で見るというのはちょっとない経験で、写真に写っていない部分を知ることによって写真のイメージがより深くなりました。
久しぶりに写真集を引っ張り出して他の写真からもドレスのデザインを想像。
いろんな鑑賞の仕方があります。
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