2015年1月11日日曜日

美本は嬉しい。

印刷博物館P&Pギャラリーでは毎年恒例の「世界のブックデザイン2013-14」が今年も開催中。(2/22まで)
特に海外の書籍は普段なかなか出会えないものが手に取って見られるので貴重な機会です。

例年はこの展覧会で展示された本から気になったものをネットで探して購入というところまでが一区切り。
今回悩んだのはこの2冊。いずれも日本の書籍です。

ひとつめは「第48回造本装幀コンクール・東京都知事賞」を受賞している、PARCO出版の「ギャートルズ1 肉の巻」「ギャートルズ2 恋の巻」「ギャートルズ3 無常の巻」の3冊。
ブックデザイナーの祖父江慎氏、佐藤亜沙美氏の装幀で、表紙は板紙に箔押し。

もうひとつは「IRON STILLS アメリカ、鉄の遺構」(ADP刊)。
デザイナーは葛西薫氏・増田豊氏。
表紙がなく糸綴じがむき出しのコデックス装。
開きがとても気持ちよく写真がとても見やすいです。

どちらも購入検討中。

また「日本・スイス国交樹立150周年」記念ということもあって、1950年代から現代までのスイスのブックデザインの秀作約40点が特別展示されていて、こちらは手に取ることができませんでしたが、特に古い本の装幀もレイアウトが美しく、ケースに張り付いて見とれていました。

デザイン学校で造本をしたばかりの学生さん達にもぜひ見てほしい展覧会です。



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