銀座のLIXILギャラリーで開催中の「聖なる銀 アジアの装身具 展」に行ってきました。(8/25まで)
その白い輝きが月光に喩えられ、アジアでは特別な金属として古来から親しまれた銀。
そのアジアの銀による装身具だけを集めた展覧会です。
純粋な銀は、全ての金属の中で、最も白く最も高い光反射率を持ち、古代エジプトでは銀は金よりも価値があったほどだそうです。
とても軟らかい金属であることも装身具として加工しやすかった所以なのかもしれません。
LIXILの展覧会は同時に本として出版されています(どちらかというと本の企画が先にあって展覧会をやっているというのが正しいのでしょう)。以前はブックデザインとしてデザイナーが参加していたのですが、最近ADという表記でグラフィックデザイナーの祖父江慎氏に変わりました。展覧会のSPも雰囲気が変わったので、総合的に関わっているということなのでしょう。
より視覚的な効果が素敵になり、とてもキレイな本なので困ってしまいます。
今回の「聖なる銀」もとても贅沢な作り。特に「銀」の重厚さや神秘性を感じさせる写真のいぶした感じのやや荒れた描写と、その写真を活かしたオペークのタイトル文字の色とバランスが凄いです。
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