2014年10月31日金曜日

真ん中に付いてる。

花屋さんで買ってきた花束に入っていた緑の葉もの。
葉っぱの真ん中に何か付いていると思って取ろうとしたのですが、どうやら芽のようです。


よく見ると他の葉にもトゲだか葉のようなものが葉の真ん中にあり、表だったり裏だったり。

また寄生生物か?と疑心暗鬼になって調べてみると、ルスクス・ヒポフィルム(Ruscus hypophyllum)というマデイラ諸島(ポルトガル)を原産とする植物なのだそうで、この芽は花芽らしいです。

こうした造形というのはなかなか人がデザインして生まれる形態ではないですよね。
自然界のデザイン造形力というのは本当に大した物だと感心してしまいます。

水揚げが良くもちが良い事から、枝ものの花材としてポピュラーなのだとか。
このまま枯れなければ花が咲くのでしょうか。
ちょっと楽しみです。

2014年10月30日木曜日

旅するキャンペーン。


東京ステーションギャラリーで開催中の『ディスカバー、ディスカバー・ジャパン 「遠く」へ行きたい』を見てきました。(11/9まで)


EXPO’70が閉幕した1970年10月に国鉄が開始したキャンペーン「ディスカバー・ジャパン」は、特定地域に絞らず「日本を発見し、自分自身を再発見する」というコンセプトで1976年まで続き、後に大成功する「いい日旅立ち(ディスカバー・ジャパン2)」へとつながって行く名キャンペーン。

展覧会ではキャンペーン「ディスカバー・ジャパン」で制作された100点以上のポスターや資料、キャンペーンの一環として放送を開始した長寿番組「遠くへ行きたい」や、この時代を代表する出来事として、3月に創刊した「an・an ELLE JAPON(ファッション誌「ELLE」の日本語版/現an・an)」の記事にも触れ、社会背景と広告デザインの関係を知ることができる内容は見所満載。

今見ても「旅」へ行きたくなる訴求力の高いキャンペーンです。



2014年10月29日水曜日

未来的か有機的か。

東京オペラシティ アートギャラリーで開催中の「ザハ・ハディド Zaha Hadid」展を見てきました。(12/23まで)


2020年に開催が決定した東京オリンピックの会場となる〈新国立競技場〉国際デザイン・コンクールで話題の建築家の展覧会で、広告のメインビジュアルも新国立競技場のデザインイメージのドローイングです。

新国立競技場の建設にあたっては未だに予算や建築規模、景観など様々な問題が取り上げられ、果たして本当に実現するのか?という状況の中での展覧会ですから、どういった主張があるのか楽しみでした。

展覧会の構成は「初期の作品や計画」、「世界各国のプロジェクトからスタディを含む模型や映像」、「プロダクトへの展開」、「新国立競技場」の4部構成。

建築家の展覧会でありながら図面がほとんどなく、ドローイングや模型、メイン展示室の大きな壁面に映し出されるマルチプロジェクターの画像など、ビジュアルに訴えるものが多く、ザハ氏の作品の特徴でもある有機的な造形の特徴が感覚的にとらえられる展示は、建築関係者でなくても見やすい構成。
ややイメージに偏りすぎているかな?という印象は受けましたが。

話題の新国立競技場の展示に関しては、見慣れたCG画像のパネル展示で計画の変更点に触れる訳でもなく、展覧会決定後の建設問題の加熱を考慮した苦肉の策だったのか、主催者側からの主張は控えたのでは?と思わずにいられないもので、事前に期待しすぎたせいか物足りなさを感じました。

それでも他に類をみないザハ氏の作品に触れ現代の建築や都市のひとつの方向性を考えるきっかけとして意味ある展覧会でした。

2014年10月28日火曜日

消えてしまった。

芸術家で作家の赤瀬川原平さんの訃報が報じられました。
享年77歳。

今年の3月には渋谷の松濤美術館で『ハイレッド・センター:「直接行動」の軌跡展』が開催され、町田市民文学館では「尾辻克彦×赤瀬川原平-文学と美術の多面体-」が18日に始まったばかり。

長く病気療養中だったということですが、独自の観察眼から生まれた作品や文章には「観察すること、おもしろがること」が満載で、多くのことを学んだと思います。

赤瀬川氏を偲んで読み返そうと書庫をあさりました。
やはりはじめに読み返すのは、尾辻克彦の名前で第84回芥川賞を受賞した「父が消えた」しかないと思って探したのですが、どこかに消えてしまったのかどうしても見つかりません。
神隠しにでもあったかのようです。


まだまだ新しい活動を知りたかったですし、文章を読みたかったので残念でなりません。
ご冥福をお祈りいたします。

2014年10月27日月曜日

映像の実力。

SONYの「4K Ultra HD TV」のCMがすごいことになっています。
雪が積もった林の中で子ども達がシャボン玉を吹く。
シャボン玉はみるみるうちに凍っていく。
これだけの映像なのに恐ろしく美しく見入ってしまう。

だれもが手軽に映像をネットにアップする時代。
久しぶりに映像の強さ凄さを見せられました。
こういう映像をどうだ!と見せつけるSONYってやっぱりスゴイと思うのでした。

このCMの冒頭で子どもが手にしているただの空き瓶やシャボン玉を吹く針金の素朴さが、シャボン玉の美しさをより際立たせています。

2014年10月26日日曜日

秋の訪問者/その4

ナミアゲハの蛹のうち褐色の個体は飼育ケースの蓋の裏で蛹になったので、ちょうど縁で見づらい位置。
そのちょうど真下あたりの飼育ケースの底に、見慣れない茶色い固まりが落ちていて、嫌な予感。

調べてみると「ヤドリバエ」の蛹です。
褐色のアゲハの蛹の腰のあたりには穴が開いていたので、つまりヤドリバエに寄生されて死んでしまっていました。

このヤドリバエ。
どうやら蝶の幼虫が好む食草に卵を産み、幼虫が葉を食べる時にヤドリバエの卵が体内に入り、寄生されてしまうようです。
エイリアンみたいでとてもコワいです。

ナミアゲハに寄生した憎きヤドリバエの蛹。試験管に入れましたがさてどうしたものか。



2014年10月25日土曜日

ボトルの個性

シングルモルトのボトラーズ・ウィスキーをお手軽価格で飲ませてくれるお店があると知人から聞き、先日連れて行ってもらいました。

単一蒸溜所の原酒のみでつくられたウイスキーがシングルモルト。

シングルモルトでも樽ごとに個性があって、蒸溜所のオフィシャルボトルは樽をブレンドして品質を均一にしているのに対して、ボトラーズ業者は、その個性のある樽を独自に育てて、より個性のあるウィスキーを育てているというちょっとマニアックなもの。
ワインの樽で熟成させることもあるようです。

初心者なので同じシングルモルトのオフィシャルとボトラーズを飲み比べ。

スコットランドに現存する最古の蒸溜所であるSTRATHISLA(ストラスアイラ)の12年。
シーバス リーガルの核となるモルト原酒なのだそうです。


このあとボトラーズをいただきました。
確かに個性が際立って、香りが強く、それでも荒々しい訳ではなく、同じ原酒とは思えません。

ボトラーズは小ロットなので、気に入ったものを見つけるというよりも、味の変化を楽しむのが良いかもしれません。
新しい楽しみを教えてもらってちょっと危険です。

2014年10月24日金曜日

目立てば良い?

少し前に近くの駅前にあるバス停の一つが広告付きのバス停に変わりました。

夜になると看板内の蛍光灯が光って、バス停自体も明るくなっていいのですが、近くを歩いているとやたらと目に入ってきてますので、広告効果は絶大なのでしょうが、デリカシーのない広告は困り物。

ついこの間までは、SMAPの中居正広さんの顔が超ドアップな人材派遣会社の広告。
あまりに周囲の環境から浮いていて、これはちょっと環境破壊では?という感じでした。

それが先日からiPhone6に変わってスッキリ。
反感を買うのも広告の手法の一つかも知れませんが、何か規制があれば良いのにと思ってしまいました。





2014年10月23日木曜日

活気のサンマ。

今年のサンマが活気づいてきたそうです。
昨年に比べ4割増の水揚げ。
サンマ自体の数は減っているようなので手放しでは喜べませんが、上手に水産資源を活用したいものです。

仕込み時間があった時は開いて調理。
酢漬けにしてサラダ風の和え物にしました。
酢〆で白くなった身からのぞく赤みがキレイです。

<酢漬けサンマとネギの和え物>
サンマは三枚におろして甘酢に漬けておく。
細切りにした長ネギの葉の部分とエノキタケはさっと茹でて冷ましておく。
1時間ほど酢漬けにしたサンマは、骨を抜いて皮をひき、一口大に切ってネギ、エノキタケと合わせ、酢、砂糖、塩、ゴマ油で調味し、皿に盛ったら小ネギの小口切りを振る。

2014年10月22日水曜日

秋の訪問者/その3

秋になってやってきたナミアゲハの幼虫が2匹とも蛹になりました。

ちょっと大変だったミカンの葉の調達もやっと終わりひと安心。
このまま冬を越して、春になると羽化していきます。

はじめに蛹になった個体はカサカサの茶褐色。その後3日ほどで蛹になった個体は緑色。
葉の近くかそうでないかの保護色対応かとも思いますが、どうなのでしょうね。

それにしても1年の間に2度も飼育することになるとは思いませんでした。

2014年10月21日火曜日

太陽が基本。

風景写真とかファッション写真というように写真には被写体となるものや使われ方によってジャンルが様々に細分化されていて、その中でも撮影対象が物品となるジャンルを「商品撮影」と呼びますが、この商品撮影は室内スタジオで撮影されることがほとんどで、外光の入らない部屋で撮影用の照明がたくさんある特殊な空間です。

物の見え方というのは、太陽光が降り注ぐ日中が基本として感覚に刷り込まれているので、上からの光(トップライト)で照らされるのがベース。

ですからカメラに付いているストロボというのは正面から照らすので実はとても不自然。
スタジオでなくても照明を当てて撮影する時は、まず上からの照明が当てられるように工夫できると良いですね。

ひさしぶりに写真スタジオで撮影する機会がありました。
高い天井に張り巡らされた照明器具とレールはとてもテンションがあがります。

2014年10月20日月曜日

手で考える。

デザイン学校の高等部の前期は色に焦点を当てたデザインでしたが、後期は形に焦点を当てた課題に取り組んでいて、今の課題はロゴデザインの実習。

小学生でもPCを使う授業が増え、最近では手で繰り返し描く事で形を探って行くという作業的な感覚が不足しているように感じます。

次年度のデザイン本科へ進級する前段階としてのデザイン高等部では、PCのある教室でも手を使って考える習慣を心がけています。

アイデアスケッチ段階では、アイデアを出す過程が多く残ることがとても重要で、紙いっぱいにアイデアが並んで行く事で修正を繰り返し、美しい形を求める感覚が身に付きます。

2014年10月19日日曜日

秋の訪問者/その2

秋になってやってきたナミアゲハの幼虫はその後すくすくと順調に脱皮を繰り返しながら、そろそろ終齢幼虫の大きさに育った先日、飼育ケースの中を活発に動き回りはじめました。
普段はミカンの葉や枝からは離れない幼虫が、この時ばかりはガラスの壁面やケースのフタにも移動。
蛹になるための場所探しのようです。
なかなか落ち着かないと思っていたらほぼ1日たって、枝に糸で体を固定し、ついに蛹の準備に入りました。

体を丸めてすっかり前蛹のポーズ。
このあと脱皮をして蛹に。
ここまでくればミカンの葉の調達はおしまいです。



2014年10月18日土曜日

ウチワ型。

少し前に山で拾ってきた種子。
かなり大きな種子で何の樹木か調べたところ、モミの木の仲間であることが判明。

団扇のようなものは果鱗といって、簡単に言うと松ぼっくり。
松と違うところは球状の固まりで落下せず、1片ずつバラバラになって落下するところ。
真ん中のぺらっとしているものが種子なようです。

果鱗1片が3cmほどありますから、この球果はいったいどんな大きさなのでしょうね。

残念ながら球果で落下することはないようなので、間近では観察できそうにありませんが、いつか樹上を観察して確認したいものです。



2014年10月17日金曜日

ねっとりでもさっくり。

あちらこちらで収穫祭の文字をを見かけるようになりました。
紅葉はまだのようですが、秋の野菜が続々と登場して嬉しい季節です。

貯蔵性が高く通年流通する里芋。
もっともポピュラーな品種である土垂(どだれ)は10月から11月が旬。
今が一番美味しい季節です。
ねっとりした食感と甘みはどんな料理にもあいますね。


<サトイモと長ネギの豆乳グラタン>
サトイモは皮をむいて一口大に切り、茹でて柔らかくしておく。
フライパンにオリーブオイルを引き、鶏ひき肉、長ネギを炒める。
火が通ったらサトイモ、バターを加え、バターが溶けたら小麦粉をまぶし、豆乳で伸ばしていく。
塩、コショウで味を整えバターを塗った皿に盛りチーズをかけて焼き目がつくまで焼く。

2014年10月16日木曜日

冬支度。

少し前までは室内はまだあまり冷えなかったのですが、最近になってだいぶ朝晩は冷えて来ました。
室温に比べると温度変化が少ない水中も、そろそろ冷えて来たので、サカサクラゲも保温の時期。
爬虫類などの飼育用のシート式ヒーターが活躍します。

今年は専用のLEDスタンドをセットしたため、これまでのシート式ヒーターがうまく対応できず、丸型を新規に購入。

円筒形のガラス水槽の下にぴったり敷くことができてすっきり。
なかなか手間の掛かる奴です。

配線とヒーターがストライプになっているようですが、青でなくてもいいのにと思ってしまいます。

2014年10月15日水曜日

尻尾は勢い。

今年はサンマが例年より豊漁なようですね。

サンマの美味しい季節。
好みによりますが、鮮度の良いサンマは内蔵まで美味しい。
なぜサンマは内蔵を食べることが多いのかというと、消化器官が単純な構造で、餌を食べてから排出するまでに1時間とかからなく、内臓特有のえぐみが少ないことが理由なようです。

鮮度が良いと内蔵だけでなく骨も比較的やわらかいので、頭から骨もそのまま、そうなると尻尾の先だけ残すのがなんだか悔しくて、勢いで尻尾の先まで食べきっててしまいます。

しばらくはカルシウム摂取不足にならないかもしれません。
塩焼き万歳。

<サンマの塩焼き>
サンマは包丁の背で鱗を取り塩をしておく。
しばらく置いたら流水で洗い、水気を切って切目を入れ、再度塩をしてグリルで両面を焼く。

2014年10月14日火曜日

ジャガイモのでんぷん質で。

青々とした長ネギを大量購入しました。
まずは葉の部分からと思い、すりおろしたジャガイモでチヂミ風の焼き物を作りました。
片栗粉や小麦粉のつなぎを使わないので重くなりません。
色が濃いのはジャガイモがノーザンルビーというピンク色の品種だったため。
だぼだぼソースのカツレツみたいにも見えますね。


<ネギの葉のジャガイモチヂミ>
ネギの葉は輪切りにして水にさらし、よく水気を切っておく。
すりおろしたジャガイモにネギ、干しアミ、塩を入れてよく混ぜ、ゴマ油を引いたフライパンで両面を焼く。
焼きあがったら皿に盛り、醤油、酢、砂糖を合わせたタレをかける。

2014年10月13日月曜日

渓流沿いで植物観察。

南アルプスの甲斐駒ヶ岳から流れる尾白川の渓谷道は、途中に滝や渕を眺めながら山歩きができるということで、それなりの山歩き装備でトレッキング。

渓谷道といってもアップダウンが激しく崖のような場所もあって、なかなかスリリングでしたが、紅葉にはまだ少し早い時期だったこともあって人も少なく、渓谷の景色やすぐ脇の植物を眺めながらゆっくり自分のペースで歩けました。

白いブラシのようなサラシナショウマや、紫色のトリカブトの仲間、 花弁の2枚のがくが長く発達したユキノシタの仲間、様々なキノコなどを観察。

白いキノコはシロノハイイロシメジのようで近くにたくさんありました。
食べられるキノコらしいです。さすがに採って食べる勇気はないですが、見ているだけで楽しいですね。

木々が茂った山の中は暗いため、カメラの露出をオート設定にすると明るく撮れすぎて、軽い感じになってしまうため、露出補正機能をマイナスに設定して撮影すると、しっとりと落ち着いた写真に仕上がります。

2014年10月12日日曜日

里山の生き物。

紅葉にはまだ少し早い山梨では、稲刈りの季節。
刈り取られて干されている風景や刈り取りを待つ稲田など里山らしい風景がひろがります。

収穫を待つ稲田の畦道でアザミの花を撮影しようとフレーミングしていると、急にキチョウが止まったり、脇の取水口のハンドルの上にはアマガエルが休んでいたり、足下にも様々な生き物たちがいて嬉しくなります。

生き物たちにとっては迷惑でしょうが、少しだけ一緒に遊んでもらいました。

2014年10月11日土曜日

手間の味。

秋は山の味覚を堪能したいので、いきなりですが山梨の山へ。

地元の野菜販売所で天然のクリタケチャナメツムタケが手に入りました。
栽培キノコは石づきだけ切り落とせばすぐ料理に使えますが、天然キノコは泥などのごみや虫などがついているので下処理が大変。
その苦労も含めて美味しさなのかもしれません。

クリタケはガーリックオイルでソテー。

チャナメツムタケはナメコと一緒に醤油煮。
めったに食べられない天然キノコを堪能して満足。

2014年10月10日金曜日

秋の珍客

台風が去って落ち着いたと思っていたら、また次の台風が来そうです。
気候が安定しないせいか今年は虫事情も不安定。
肌寒い10月の夜だというのにコクワガタがひっくり返っていました。
無視するわけにもいかず、一度連れて帰って餌を与えて出掛けましたが、帰ってくるとすっかり元気に動き回っていました。

今年成虫になった個体であれば越冬するのでしょうから、今晩はこのままお泊まりいただいて、明朝、土のあるところまでお見送りします。

2014年10月9日木曜日

赤い月

皆既月食で湧いた8日。
駅を降りると多くの人が空を見上げていて、こんなに天体ファンがいるのだと感心しました。
7時半頃の皆既という時間帯も観測しやすかったのでしょう。
近くの施設の駐車場では子ども達を招いた観測会も開催されていて天体望遠鏡や双眼鏡が並んでいました。

急いで三脚とカメラを持って観測しやすい場所へ移動。
赤い月が本当にきれいで見入っていました。

この赤い月。
皆既月食では太陽の光が地球に遮られ、ちょうど地球の影にすっぽりと月が入る事で起こる自然現象ですが、地球の大気の層で屈折した太陽光が影の中に入り込むため真っ暗にはならないのだそうです。

そして大気で屈折する太陽光は短波長の青系や中波長の緑系は散乱され、赤系の長波長だけが届くという夕日の現象と同じ。
色彩学の授業ができますね。

1時間ほどで皆既月食が終わり月の白い輝きが現れたと思ったら、とても大きな雲がやってきてしまいました。

今回の観測は終了。
次に日本で見られる皆既月食は2015年04月04日だそうです。


2014年10月8日水曜日

マッシュのごちそう

ジャガイモをつぶして牛乳とバターで和えるマッシュポテト

以前30人超えのパーティーをした際に知人からインスタント(粉状)のマッシュポテトというものを教えて頂いて、これがインスタントとは思えないほどの品質で驚いたことがありました。

マッシュポテトの元である粉にお湯と牛乳を加えるだけという優れもの。
開発したのはポテトチップスのカルビー。
ジャガイモのプロ企業です。

マッシュポテトは和洋中と様々に使えて便利。
インスタントではありませんが、マッシュポテトを使ったグラチネを焼きました。

<マッシュポテトのグラタン>
ジャガイモは真ん中の形の揃うところを数枚薄切りにしておき、残りはすべてやわらかく茹でてつぶしておく。フライパンでバターを溶かしスライスしたタマネギ、小麦粉を炒め、豆乳を加えてゆるめのホワイトソースを作る。ソースをマッシュポテトに加えざっくり混ぜ、塩、コショウで味を整えたらバターを塗ったグラタン皿に敷き詰め、上に薄切りのジャガイモを並べて焼きあげる。

2014年10月7日火曜日

パスタではなくジャガイモで。

またまたジャガイモ。
居酒屋メニューにありそうなジャガイモの辛し明太子和え。
粉吹きに仕上げたジャガイモに溶かしたバターとひとさじの白ワインで溶いた明太子を和えるだけ。

マヨネーズが苦手なので絶対加えません。
バターだけだともっさりした感じになりますが、白ワインを加えるのであっさり仕上がります。

<ジャガイモの辛し明太子和え>
ジャガイモは粉吹きイモにしておく。バターを加熱して溶かし、ほぐした辛し明太子に加え溶く。白ワインをひとさじ加える。
ジャガイモに溶いた明太子を加えて和え、刻み海苔を

2014年10月6日月曜日

変化球のガレット。

頂きもののジャガイモ。
美味しいうちに食べきろうと連日ジャガイモ料理。
ホクホク感とシャキシャキ感が楽しめるガレットにしました。
そば粉クレープのガレットがメジャーですが、フランス料理では薄く丸く焼いたものの総称。
ジャガイモのガレットは細切りを卵と一緒に焼いたり、小麦粉を加えたりレシピは様々。
アンチョビと大葉、チーズという組み合わせで焼いてみました。
アンチョビが味の大葉が香りのアクセントになっています。

<ジャガイモとアンチョビのガレット>
千切りのジャガイモにオリーブオイルふりかけ、アンチョビ、大葉の千切り、細かく刻んだピザ用のチーズ、塩、コショウをしてを混ぜる。
オイルを引いたフライパンに押しつけながら両面を焼く。

2014年10月5日日曜日

淡水でなく海水。

秋になると秋鮭という名で頻繁に店頭に並ぶ鮭。
鮭は養殖や輸入が安定しているので秋でなくても美味しいのですが、なぜかやっぱり秋になると鮭の季節な気がして、冬まで鮭の消費量が増えます。

鮭の仲間のニジマス
市場ではトラウトサーモンの名で流通していますが、海水系ニジマスの総称。
淡水系のニジマスに比べ大型でクセがなく適度に脂がのっていて美味ですね。
もともとは刺身用鮭の代用品のイメージが強かったようですが、すっかり定着して人気の魚になったようです。

<ニジマスとヤマイモの生春巻き>
刺身用のニジマス、ヤマイモは短冊切り、ミョウガは細切り、青菜(壬生菜や水菜)は長さを揃えておく。
春巻きの皮を戻して具材を包み込み半分の長さに切って切り口を見せる。
わさび醤油でいただく。

2014年10月4日土曜日

色カタログ。

デザイン学校では早くも次年度の教材準備。
限られた予算の中で効果的な学習成果をあげるため、教材の内容は毎年カリキュラムに合わせて追加修正を行います。

デザイン用具の中の絵の具は、カラーチャートを眺めて吟味。
絵の具に限らずサンプルの並ぶカタログはとても美しいので見ていて飽きません。

基本のセットをベースに色相差、配色や混色のバリエーションを考慮して数色入れ替えた特別セットをメーカーさんに依頼。

今年とはまた異なった作品が見られることを期待しています。


2014年10月3日金曜日

白か茶か。

洋風スープの出汁とりには必須のマッシュルーム

ビーフシチューなどは旨味も香りも強いブラウンが絶対おすすめですが、豆乳などあっさりした煮込みではホワイトの方が合うような気がします。

豆乳とニンジン、サケなどのコントラストがキレイなのでほかの色は加えないようにしました。

<サケ、マッシュルームとニンジンの豆乳スープ>
鍋にオリーブオイルを引きホワイトマッシュルームを丸のまま炒める。全体に色づいたらニンジンを加え水とコンソメスープでやわらかく煮る。ニンジンに火が通ったらサケの角切り、バターを加え一煮立ちさせた後、豆乳とディルを加えあたため、塩、コショウで味を整える。

2014年10月2日木曜日

本場のセット。

今日のデザイン高校でのデザイン史は、古代ローマでした。

パンテオンや闘技場など巨大な公共施設が多く建てられたのが特徴。
ヨーロッパの各地に遺跡が残っています。
中には2000年以上も使い続けられている水路が作られ、石組みの精緻なアーチを持つ水道橋は重要ポイント。

十分な水源が近くにない都市でも豊富な水が必要な公衆浴場を作れるよう、遠くの山の水源地から少しずつ傾斜した水道を引き、途中の谷あいでは傾斜に合わせた水道橋を作って都市まで水を引いたのです。
もっとも公衆浴場のためだけではないでしょうが。

この辺りの話をする時には映画「テルマエ・ロマエ」を引き合いに出すと、生徒さんの反応が良いですね。

パート2まで制作されたこの映画。
古代ローマのセットが素晴らしく、どこにこんなセットを作ったのかと思っていましたが、イタリアのローマ郊外にあるチネチッタ撮影所内に古代ローマのセットがあるのだそうです。
映画史に名を残すベンハーやクレオパトラなどのハリウッド映画も多く撮影された由緒ある撮影所ということで、名画たちの恩恵を受けていたのですね。



2014年10月1日水曜日

デザインで区別したい。

秋は食べ物が美味しい。
冬も春も、夏だっておいしいものがあるのですが、なぜか秋は特別に感じます。
食べ物に季節があるので、合わせるようにビールにも季節限定販売があって、秋は各メーカーから新商品が発売されて賑やか。
定番となったものも多くあります。

2006年から発売されている琥珀エビス
ロースト麦芽を加えたコクのあるビールで毎年楽しみなのですが、今年はサントリーのザ・プレミアム・モルツから<コクのブレンド>が発売されました。
こちらは麦芽のブレンドではなく、黒ビールとのブレンド。

この琥珀エビスとザ・プレミアム・モルツ<コクのブレンド>が、恐ろしく同じイメージのパッケージで、しかも隣合わせで陳列されていることがあり、とっても迷惑。
これはデザイン的に無しでしょう。という事例なのでした。