魚屋さんに並ぶ魚は「成魚」がほとんどですが、この時期「しらす」のように「稚魚」を食べる魚で楽しみなのが穴子の稚魚である「のれそれ」。
「のれそれ」はマアナゴの稚魚で、透明で柳の葉のような形をしているのが特徴ですが、アナゴの他にもウナギの仲間であるウツボ、ハモなども同じような形で葉形仔魚(レプトケパルス)と呼ばれています。
稚魚のときの海中を浮遊し漂う生態から環境適応の形と考えられ、浮遊せず定位置に生活するようになると細くウナギ型に変態します。
タチウオにも似ていますが、タチウオの稚魚は成魚をそのまま小さくした色と形です。
魚類は卵から孵化したばかりの時(仔魚)は成魚と異なる体型ですが、少し成長する(稚魚)と成魚と同じ体型になりますから、稚魚から成魚への変態はウナギの仲間の特徴なようです。
そのまま三杯酢やポン酢でいただきますが、独特の食感とほんのりとした甘味が感じられ、とても美味しいです。
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