東京大学総合研究博物館で開催中の「東大古生物学」展の最終日に閉館時間のぎりぎりで行ってきました。
毎回とても渋い展覧会を企画するこの博物館ですが、今回も古生物「学」ということで単なる「化石展」ではありませんでした。
もちろん東大が誇る貴重なコレクションも見応えがあるのですが、過去から現在まで、学術的な研究成果や研究プロセスなどの解説が難解ながらとても興味深いものでした。
貴重な貝の標本などを撮影すると内部構造をシミュレーションして画像化する技術が、どうなっているのかまったく分からないのですが、もの凄かった。
貴重だから壊して調べられない。でも中身が見たいという純粋な欲望から試行錯誤して生まれた技術なのでしょうが、CTやMRIなどのような断面からではなく、あくまで外形から判断できないかという想像をしているところもすごいです。
やはり東大博物館は要チェックだとあらためて感じました。
今回の展示は特別に撮影可でしたので雰囲気写真を撮ってみましたが、ガラスケースにスポットや他のケースの照明などが映り込むのでアングルが難しいですね。
壁面は全て大判の写真なので、派手さはありますが、もっと展示物を増やして欲しかったですね。
2 件のコメント:
私はでっかいホタテ貝とフジツボの付いた貝が印象的でした。(あと沖縄で買った貝の標本の名前がわかったこと)研究博物館は初めて行ったのですが、入り口入って正面に骸が二個あったのにちょっとビックリしました。あれは常設ですかね。
一般の博物館とは違っておじさんが多かったり。
帰りにスタッフの人と談話で、前回の展示の時は(骨)デザイン系の学生さんがよく来てたとか、鉱石は買うより炭鉱場に行ってもらってきた方がいいとすすめられたり(笑)私は今の所SAYAcafeで買うくらいしかできません。多分。
展示物すくなかったですよね、おじさんがスタッフにあれだけ?でっかいアンモナイトを期待して来たのに。と言ってました。その人も趣味で集めたりしているらしく、スタッフの方となんだかよくわからない会話をしていましたが、私その場にいるだけでとても穏やかな気持ちになりました。
標本もっと欲しくなりました。お年玉で買おうか検討中です。
そこが古生物展と古生物学展の違いなのでしょうね。
古生物から何を学ぶのかが少しだけわかった貴重な展覧会でした。
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