この展示、年間8000件近くの発掘調査が日本国内で行なわれているうちの近年特に注目される20遺跡、580点の出土品を集めたもの。
歴史的に貴重であるなどの学術的意味合いももちろんあるのでしょうが、土の中から時代を超えて現れる出土品には、何百年も前にデザインされた造形が今目の前にあるということだけでロマンがありますし、その現代にないデザインがまた魅力的。
長い時間土中に埋まっていたものなので、もともとの造形がすべてそのまま残らず、劣化や損失しているものがほとんどですが、両腕を失っているルーブル美術館のミロのビーナスではありませんが、本来あったものが失われていることで、より一層美しさを感じるという感覚もとても不思議なものです。
犬の埴輪。
胴体と下あごが損失していますが、そのことがかえってこの表情を強調しています。
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2 件のコメント:
か、可愛い!
犬だそうです。
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