2011年10月10日月曜日

日本の意匠

先日の友人の結婚式は、大崎鎮守居木神社での神前式でした。

居木神社で行われた結婚式は、多くの式場で行われる略式の神前式とは違い、(しょう)や横笛などの生演奏に合わせて行われる古式の結婚式で、日常生活ではなかなか触れることの少なくなった、日本の伝統的な意匠の美しさに触れられ、西洋文化のデザインとは異なる緊張感があって、写真を撮りつつ刺激を受け楽しませてもらいました。

中でも黒子的な役割の巫女さんは、紅白の衣装の美しさだけでなく、結婚式の場では長い垂髪を束ねた元結の上に髪飾りとして丈長(たけなが)と熨斗(のし)を組み合わせた、華やかさと祝儀性を兼ね備えた装いで、日本古来の美意識を深く感じました。

後ろ髪に熨斗が付いているという図は、ちょっと想像を超えて意外でした。


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