居木神社で行われた結婚式は、多くの式場で行われる略式の神前式とは違い、笙(しょう)や横笛などの生演奏に合わせて行われる古式の結婚式で、日常生活ではなかなか触れることの少なくなった、日本の伝統的な意匠の美しさに触れられ、西洋文化のデザインとは異なる緊張感があって、写真を撮りつつ刺激を受け楽しませてもらいました。
中でも黒子的な役割の巫女さんは、紅白の衣装の美しさだけでなく、結婚式の場では長い垂髪を束ねた元結の上に髪飾りとして丈長(たけなが)と熨斗(のし)を組み合わせた、華やかさと祝儀性を兼ね備えた装いで、日本古来の美意識を深く感じました。
後ろ髪に熨斗が付いているという図は、ちょっと想像を超えて意外でした。
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