デザイン学校のグラフィックデザイン専攻の学生さんたちを引率して行った「東京都庭園美術館(旧朝香宮邸)」。
近代デザインの傑作であるこの建物で行った撮影実習は、どこを見ても美術作品であるこの空間をどのように発見し、切り取り、記録するのかがポイント。
視覚的なイメージを写真というメディアに切り取る作業は、意図しなければただのメモにしかなりません。
デザインのトレーニングとして光や色の再現や演出にもこだわって撮影していきたいものです。
このような空間で問題となるのが明るさ。
特に近代建築では現代の空間とは比べ物にならないくらい暗いので、手持ち撮影ではISO感度をあげることが必須ですが、目で見ている以上に空間による明暗の差が大きいため、撮影後のレタッチ作業も重要です。
中でもフィルム撮影のプリント作業でも行っていた「焼き込み」と「覆い焼き」は、画像処理ソフトのPhotoshopにも搭載された基本ツールなので、自然な修正をしっかり身につけたいですね。
学生さん達に混じって撮影した写真の一部をまとめてみました。
以前に何度も紹介しているので違った写真にしようと、比較的部分的な要素を中心にセレクトしています。
>>以前の旧朝香宮邸を紹介したページ
アール・デコの館/その1
アール・デコの館/その2
アール・デコの時間
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