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2002年に71歳でなくなったグラフィックデザイン界の巨匠である田中一光氏の没後10周年記念企画で、2010年に開催された「田中一光ポスター1953-1979」の後編となる企画展。
セゾングループのクリエイティブディレクターを務めた田中一光氏は、グラフィックデザインの分野だけでなく西友のプライベートブランドとして無印良品を企画するなど、現在のデザイン界にあまりに大きな影響を及ぼしましたが、やはりその最も印象的なデザインはポスターで、独特の構成力と色彩感覚の作品はカネボウ意匠科のテキスタイルデザイナーであった経歴からも頷けるものです。
中でも今回の企画展にも展示されている「サルヴァトーレ・フェラガモ展:華麗なる靴」のポスターは、数々のデザイン賞を受賞した名作ですが、あれだけ多くの色を散りばめながらまとまるということが不思議でならないポスターでした。
グラフィックデザインや色彩に関わる学生さんは必見の展覧会です。
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