アジアで初めて開催された万国博覧会であるEXPO'70は、日本の高度経済成長期の象徴ですが、基幹施設プロデューサーである建築家の丹下健三氏を中心に菊竹清訓氏、黒川紀章氏らメタボリズム運動の中心的存在の建築家が多く参加し、まさに「新陳代謝」を掲げた建造物が多く出現しました。
昨年はシンボルである太陽の塔の作者である「岡本太郎の生誕100年記念事業」でも話題となり、現在またEXPO'70熱が再燃しています。
多くのメタボリズム建築が実現したEXPO'70は、復興元年の現在にも大きな影響を与えるものになるのでしょう。
EXPO'70熱の再燃で関連本がここ最近多く出版されていますが、造形的な斬新さが際立っていた本が多い中、時代や思想などの背景や博覧会という期間限定の建造物の特性や工法なども紹介されている「EXPO'70(ダイヤモンド社刊)」が会場で販売されていたので、つい購入してしまいました。
太陽の塔を囲む大屋根は、地上で組み立てられたあと、リフトアップされたというのですから驚きです。
「メタボリズムの未来都市展」では記録映像が上映されていました。
フレーム内にカプセル状の展示室が点在するパビリオン「タカラ・ビューティリオン」は、銀座に現存し存続が危ぶまれている中銀カプセルタワービルの構想の基盤となった建造物。
各パビリオンで押す事のできたスタンプ。
閉園後の万博公園内にあった記念館では当時のスタンプデザインを復刻していましたが、記念館はEXPO'70パビリオンとして万博公園内に機能を移行したので復刻スタンプの存在は不明。
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