日増しに暖かくなって花々が咲き、蝶がひらひらと舞うのを目にすることが多くなりました。
kitaCafeのある国立は武蔵野の面影を残す自然がまだ残っている地域なので、都会に比べ生き物に出会う確立は高いはずなのですが、最近はごくありきたりのモンシロチョウでさえ、出会うと嬉しくなるほど生き物が減っていると感じます。
モンシロチョウ以上に日常的にあまり意識されない小さな蝶の代表であるシジミチョウ。
小さいがために昆虫採集をする子ども達にもあまり見向きもされませんが、よく観察すると実はとても可愛くキレイで、その世界は魅力的です。
人家周辺の街中でも見る事の多い小さなシジミチョウのほとんどは「ヤマトシジミ」。
メスなどの個体によっては灰色がかったものもいますが、特に雄ではけっこう青味がかった藤色が濃く光り、とてもキレイな発色のものが多いです。
蝶の翅の色は翅の表面を覆っている鱗粉の色素によるものと、鱗粉の表面の形態によって特定の波長を反射するという構造的なものがあり、光の状態で複雑に変化します。
蝶の翅の鱗粉に見られるように、色は光との関係によって様々に変化し認識されますから、光の性質を知ることで色の効果を演出できることにもなります。
何より自然界では当たり前に行われていることがスゴイです。
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