デッサンのモチーフ用に1:1:2のサイズの端材を4本組み合わせて立方体を作りました。
同じものがたくさんあると規則的にきれいに並べたくなります。
モノが規則的に配置されるということは、そのモノによって区切られた空間も規則的になるということ。
この時、モノと空間が定規で測って同じサイズで区切られていても、見た目には同じ間隔には見えません。
立体としてのモノの方が視覚的に強い印象を与えるなどの錯覚や、物理的な空間の支配率によるものなのでしょう。
デザイン学習の現場では、
講師「揃ってないね」
学生さん「測りました」
というやりとりが実は良くあります。
きっちり測って制作されることでデザインが完成されると認識されやすいですが、実はこの見た目による調整がとても大切だったりして、そのとてもファジーな部分は教室での学習でしかなかなか体得できないことなのだと思います。
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