花瓶が難しい。
基本的にはガラス製のものが好きなのですが、デザインが気に入っても花が入ると印象がまったく変わってしまい、あまり使われない花瓶もあります。
この難しさのひとつは、料理と器の関係と違って、本来見るべき「花」の下方の「支え」として(+水を張る容器として)存在することにあると思います。
料理の場合は器のフォルムがまず見えてきて、その中に料理が盛られることがほとんどですが、花の場合は「花+花瓶」というフォルムで見えてくることにあります。
メインの花よりも主張が強くなく、花と合わせたフォルムとしても美しく見える形態。
もちろん花種や色によっても異なるのですが、なかなかベストな組合わせが見つかりません。
難しさのもうひとつは「茎」。
磁器などの不透明な花瓶であれば茎が見えないので、花と花瓶の関係だけでいいのですが、ガラスの容器に差し込む光のきれいさは残しつつ、水中の茎が花を邪魔しない。
これって意外と難しい。
そんな中、比較的登場回数の多い花瓶があります。
球体に近い逆卵型で、黒+透明になっています。
上部が黒いことで茎のもっとも密集する部分を隠し、花を引き立てくれます。下部は透明なので足下が重くなく光もキレイです。
数年前に知人のガラス作家の個展で見つけたもので、愛用しています。
2 件のコメント:
コメント初めましてー(笑)
たはらですー。
花瓶と花って難しいですよね。。
自分もフラワーアレンジとかやるんですが
入れ物に毎回苦戦します。大体ピンクとかになります。
あ、フラワーアレンジの作品今度見て下さーいっ(笑)
フラワーアレンジをNippon++でやっても良かったですね。
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