2014年5月11日日曜日

写真撮影的観察。

日常的にはiPhoneのカメラ機能頼りで、カメラを持ち歩かないことが多くなってしまった昨今、珍しくカメラ持参で銀座方面へ行ったので、メタボリズム建築の静岡新聞・静岡放送東京支社の撮影をしに行きました。

丹下健三氏の設計で1968年に竣工。
円筒形の構造部分をコアとし各階のフロアを自由に増改築できる考え方は、1966年に竣工した山梨文化会館と同じ考え方ですが、円筒が1本なこともあってより新陳代謝によって成長する樹木を感じさせます。

新橋駅からほど近い場所にそびえるこの建物。

デザインギャラリーのクリエイションギャラリーG8の向かいなので、これまでも目にする機会は多々ありましたが、はじめて大通りを渡って足下から間近で観察し、太い円筒の根元に人工池があることを初めて知りました。


広い敷地でもないので、とても意味ありげな池。

見上げれば池とほぼ同じと思われる上階のフロアがあり、広くもない池に張られた水の揺らめきがフロアや建物の拡張性をイメージしているかのようです。

見慣れていると思っていても、いざ写真に撮ろうと思って観察すると新しい発見があるものですね。

>>山梨文化会館についてのブログ

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