今年はこれまで以上に「芸術」が元気な年だったように感じます。
展覧会の企画や、来場者数の盛り上がりもそうですが、広告にも新しい試みが見られた年です。
その締めくくりが今日の新聞朝刊。
新年に開催される展覧会の広告が多く掲載されていましたが、なかでも「東京国立博物館(東博)」が15段の全面広告は、これまでの「展覧会の広告=目玉作品の画像」ではないものでした。
女優の「貫地谷しほり」さんを起用し、キャッチコピーは「きょうデートした。」
リニューアルした東博の広告ですが、企画よりも「東博に行く事がおしゃれ」というイメージを押し出したこれまでにない広告です。
展覧会が混み合ってしまうことには危機を感じますが、多くの人が感心を寄せることでより発展して欲しいとも思います。
今後、どのようになっていくか楽しみです。
さて、2010年の「勝手に選んだこの展覧会がスゴイ!」の順位を選出してみました。
1)「猪熊弦一郎展いのくまさん(東京オペラシティアートギャラリー)」
2)「ロシア構成主義のまなざし(東京都庭園美術館)」
3)「REALITY LAB 再生・再創造 展(21_21 DESIGN SIGHT)」
4)「ブルーノ・ムナーリ展(横須賀美術館)」
5)「レベッカ・ホルン展(東京都現代美術館)」
6)「ドゥシャン・カーライの超絶絵本とブラチスラヴァの作家たち(板橋区立美術館)」
7)「NB@gggネヴィル・ブロディ2010(ギンザ・グラフィック・ギャラリー)」
8)「田中一光ポスター 1953-1979(ギンザ・グラフィック・ギャラリー)」
9)「遊びのなかの色と形展ークルト・ネフ & アントニオ・ヴィターリ(目黒区美術館)」
10)「ジャンルー・シーフ写真展(東京都写真美術館)」
実際に鑑賞した展覧会の中から選んでいるのでかなり偏っていますがどうでしょうか。
2011年の展覧会もより多くの刺激を求めて足を運びたいと思います。
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