2014年11月30日日曜日

どうなる?

すでに丸1ヶ月。まだ花瓶で生き続けるルスクス・ヒポフィルム

少しずつですが順調に成長しています。

当初観察していた一番上の葉の表から出ている花芽よりも、下の方の葉の裏に出ている花芽が成長が早いですね。

同じ芽から2つめの花芽が出てきています。

このままただ長くなるだけなのか。
それとも丸い固まりに変化があるのか。

そろそろ別の変化があるのでは?と期待の毎日です。


2014年11月26日水曜日

生の甘さと食感。

近所の野菜直売所で旬のカリフラワーを発見。
大きくて花芽も詰まっていて美味しそうです。

おばちゃんが「生で食べられるから」と言っていたので、そのままポリポリ食べてみました。
甘みがあって、食べられるというより美味しい。
加熱しすぎた時の残念なグズグズ感もまったく心配なし。

生のままでの料理のアレンジは思いつかなかったので、とりあえず軽く焼き目をつけて大根の葉とアミで作ったきんぴらで和えました。

後で調べると、生では花芽の部分と茎の部分を分けて使うといいのですね。


<焼きカリフラワー>
カリフラワーは茎の部分に薄く包丁を入れてそのまま裂き、ごま油で軽く焼き目をつける程度に焼く。
大根の葉のみじん切りをゴマ油で炒め、干しアミ、砂糖、醤油を加えてさっと混ぜ合わせたきんぴらをカリフラワーと和える。

2014年11月24日月曜日

煎餅瓶の世界。

煎餅瓶を住まいにしたクロアゲハはその後もなんとか順調。
空間が狭いせいもあり、また冬で気温が低いこともあり、ほとんど飛ばず無駄に体力を使っていないのが良いのでしょうか。

そうは言っても、自分から吸蜜に行く事はないため、毎日のように餌場まで誘導。
口吻を伸ばしてやるとやっと吸い始めます。
自然界ではなかなかゆっくり吸蜜を観察できることはないですから、とても貴重な体験ですね。

2014年11月22日土曜日

グラフィックデザインの革命。

世田谷美術館で開催されていた「松本瑠樹コレクション ユートピアを求めてーポスターに見るロシア・アヴァンギャルドとソヴィエト・モダニズム」を会期終了間際に見てきました。(11/24で会期終了)


世界的なポスターコレクターであり、ファッションブランド「BA-TSU」の創業者である松本瑠樹氏のコレクション展で、1997年にはニューヨーク近代美術館MoMAにて開催された「ソビエト・デザイン革命の構築/ステンベルグ兄弟展」に継ぐ大規模なポスター展。
これほどまでにロシア構成主義のポスターが見られる機会はそうそうないと思いながら中々行く事ができず、見逃しそうになってしまいました。

今回の展覧会の最大の目玉はステンベルグ兄弟による映画ポスターで、その大胆な色使いやフォトモンタージュ、タイポグラフィには現代のグラフィック表現の手法のすべてが確立されていて、まさに現代グラフィックの誕生といったところ。
しかもロシア語が全く理解できなくても訴えかけるイメージが伝わる表現力には圧倒されました。

2014年11月18日火曜日

反射と入射と写真の関係

デザイン学校の研究生を対象とした写真ゼミが始まりました。

ゼミ生の希望を聞きながら、1.2学年の授業では実施できない写真撮影に取り組むことが目的。

一般的なカメラがフィルムからデジタルになって、とても変わった事のひとつが撮影者の露出の意識。
フィルムの1枚いくらといったコストの意識がなくなり、その場で液晶で確認しながら撮り直せる安心感から、適正露出を見極めるという感覚は欠如し、光を測る事の重要性を理解することが難しくなりました。

ゼミの初回。
フィルムに挑戦したいという学生さんの意見から、まずは測光をテーマにゼミは進行。
今後、何回かに分けてゼミ内容を紹介して行きます。

まずは一般的には聞き慣れない、反射光と入射光についてを学びます。
(つづく)

2014年11月16日日曜日

吸蜜

初夏にナミアゲハが羽化した時は、2〜3日は玄関で放し飼いをして、天気の良い日中にベランダから青空へ放したのですが、この時期に外に放すのは可哀想なので、室内で何とか飼育環境を整えようと試行錯誤。

まずは餌の問題。
スポンジにハチミツ水やスポーツドリンクを染み込ませて止まらせるという方法が一般的なようなので、シャーレーで餌場を作りました。
止まらせてみましたが自分から吸蜜する様子がないので、口吻をのばしてやるとどうにか吸蜜している様子。


少しでも食べたようでまずは安心。

結局、数年前に金魚を飼っていた丸い煎餅瓶を住まいに提供しました。

夏場でも難しい蝶の成虫の飼育を、寒い冬に初挑戦です。

2014年11月13日木曜日

ナミでなくクロ。

羽化の気配を確認した翌朝、立派なアゲハが羽化していました。
しかし。

黄色地に黒縞のナミアゲハを想像していたのですが、なんとそこに現れたのは立派なクロアゲハ

幼虫がそっくりだったので全く疑っていませんでしたが、クロアゲハの食草も柑橘系なのですね。

クロアゲハの幼虫の写真がなかったのですが、前蛹、蛹の写真を見比べると、確かに模様の感じが違ったり、大きさや蛹の頭の角の深さが違ったりしていました。
(左がナミ。右がクロ)



せっかく生まれてきたのですから、出来るだけのことはしてあげようと思っています。

2014年11月10日月曜日

越冬しない?

蛹で冬を越すと思っていたナミアゲハ
キレイな緑色から深緑に変化。
さすがに真緑のままではなく冬っぽく褐色になるのかと思っていたら、蛹の殻が半透明になり、蝶の姿が透けています。
マズイ。越冬に失敗して羽化してしまいます。

家で一番寒い玄関脇の窓辺に置いておいたのですが、それでも暖かかったのでしょうか。
ここまできたら越冬は無理なので、羽化させてやるしかありません。
まさかの冬蝶生活となりそうです。

2014年11月8日土曜日

色を測る。

作品などの撮影で使う照明は実は何でも良いという話の続きです。
蛍光灯や、LEDが一般的になった反面、蛍光灯と言っても様々な色のものがあって、実際、ギャラリーなどの現場で作品撮影を行う際には、場所によって照明がミックスされていたり、外光の影響を受ける場所があったりしてとても複雑。

こうした現場では光の色を測るカラーメーターというものが必須。
デジタル一眼カメラなどでは、このメーターで測定した数値をホワイトバランスで設定することができて、細かい色再現に対応しています。


最近はスマートフォンで何でもできるので、こうした機能のアプリがないかと探してみました。
カラーメーターのようには使えませんが、ある程度の目安にはできそうなアプリを発見。
学生さんには良いかもしれません。

2014年11月7日金曜日

写真と照明の色再現。

学生の頃に学んだ写真撮影の照明は、昼光用フィルムに合わせたブルーランプを使うというのが一般的でしたが、ブルーランプというのは一般的な黄色い電球よりコストが高い上、熱のため使用時間によって退色してしまい、電球が切れなくても一定時間を過ぎたら取り替えないとフィルムの色再現が難しいというちょっと厄介なもの。

かといって黄色いランプでは色を補正するためにブルーのフィルターをかける必要があり、これはこれでいろいろ面倒でした。

ところがデジタルではカメラ内部でホワイトバランスという色調整の機能があるため、一般的な黄色い光のランプで事足りるようになり、照明を使った写真撮影がとても気軽になりました。
デザイン学校の撮影実習でも一般的な黄色い電球を使っています。

色再現という意味では蛍光灯でもLEDでも照明は何でも良いので、家で作品を撮影したい時など、蛍光灯やLEDのスタンドでも実は撮影はできてしまいます。

2014年11月6日木曜日

花芽なのか?

謎の多い植物ルスクス・ヒポフィルム
枯れる様子はありませんがとても成長が遅いようで、3〜4mmの芽は大きくなっているようにも見えますが、肉眼での変化はまだ良くわかりません。

単眼鏡(マルチモノキュラー)+iPhoneのコリメートマクロ撮影。


芽から出た瘤が少し長く伸びてきたように見えます。
これが花芽なのでしょうか。無事咲きますように。

2014年11月5日水曜日

釘でとめる。

文藝春秋版の「父が消えた」。
目次裏には「装釘 福田隆義」とあります。

絵本作家でイラストレーターでもある福田隆義氏は、多くの書籍を手がけてますが、この「装釘」という表記はあまり馴染みがありませんでした。

本を綴じ、表紙などをつけ、意匠を加えて本としての体裁を飾り整える作業である「そうてい」という漢字表記には、もともとの意味である装い訂(さだ)めるの略用表記として「丁」が正しいとか、書画で用いる「幀」が正しいとか、「釘」は中国から入った熟語だとか、今ひとつ「違い」がはっきりせず、個人的にもこれまで多く目にしてた「装丁」、「装幀」を用いてきましたが、「丁」と「幀」をあまり区別していませんでしたが、「釘」は使ったことがないので調べてみると、ちょっと興味深い意見を見つけました。

暮らしの手帖の創刊者である編集者の花森安治氏は、「本の内容にふさわしい表紙を描き、扉をつけて、きちんと体裁をととのえるは装訂ではない。作った人間が釘でしっかりとめなくてはいけない。
書物はことばで作られた建築なんだ。だから装釘でなくては魂がこもらないんだ。装丁など論外だ。ことばや文書にいのちをかける人間がつかう字ではない。本を大切に考えるなら、釘の字ひとつおろそかにしてはいけない」(書籍『花森安治の編集室』より引用)
と語っています。

なるほど電子書籍が当たり前になって「本」という価値観がはっきりしてきた現代には、ものを作る立場からの意識の表れとしては「釘」が適切なのかもしれません。

30年以上前の本を手に取って、改めて現代の本について考えさせられたのでした。




2014年11月4日火曜日

三鷹から八王子。

書棚にあったはずの尾辻克彦「父が消えた」

見つからないまま、どうしても読み直したくて購入しました。
1981年の文藝春秋版の初版本です。
芥川受賞の「父が消えた」他、「星に触わる」、「猫が近づく」などの短篇5作品。

ぽつりぽつりと語りかけるような文体と、活版で組まれた一文字一文字の紙への圧力が、字面を追うのではなく「読む」という感覚を強く感じさせ、中央線からの車窓を想像させてくれます。


この本からしばらく赤瀬川ワールドへ再突入予定です。

2014年11月3日月曜日

手塚美女。

吉祥寺のGALLERY KAIで開催中の「手塚治虫の美女画展」を見てきました。(11/9まで)

その名の通り漫画界の巨匠が描いた美女達の展示で、カラー表紙画などの原画と複製原画を集めたもの。

複製原画というのは比較的新しい言葉ではないかと思うのですが、美術展などで以前からあるポスターなどと呼ばれるオフセット印刷の複製ポスターに対して、ジークレー印刷とかジークレー版画などと呼ばれる、高精細インクジェット印刷の複製画を呼ぶようで、オフセット印刷に比べ刷色が多かったり、油彩のキャンバスなどオリジナルに近い素材にを印刷することができ、より再現性が原画に近いということから付けられた名称のようです。

実際今回の展覧会でも断り書きがなければ原画と見紛うほど精巧な印刷で、中には吹き出し部分にご丁寧に写植文字を貼付けて版下のように複製したものもあり、なかなか手が込んでいるものでした。
原画自体がペンと水彩で描かれているので、インクジェットでの質感が似ていることもクオリティが高い理由と思われます。

展示点数が少なかったのは残念でしたが、美女というキーワードで集めたことで手塚漫画の違った一面が見られ印象が随分変わりました。


このギャラリーはもともとは渋谷区の広尾にある慶応義塾幼稚舎校庭内にあった蔵で、校舎増築に伴い移築再生されたものなのだとか。
歴史的建造物に現代的な手が入り、雰囲気の良いギャラリーでした。

2014年11月2日日曜日

収穫祭。

イチョウの葉が黄色く色付き始めました。

昨年は10月のはじめに銀杏拾いをしたので、ちょっとタイミングが遅かったか?と思いながらも一橋大学の構内へ。

昨年も収穫した校舎裏のイチョウの林へ行くと、根元に銀杏が落ちている木とまったく落ちていない木があり、今年は随分個体差があったようです。

小振りなものから大振りのものまで、それぞれに美味しさが違うので、あまり選ばずに拾って持ち帰り、果肉を落として天日乾燥。

総量1.28kg。
なかなかの収穫です。
毎年の恒例行事になりそうな予感。



2014年11月1日土曜日

11月の展覧会

11月に開催されている展覧会。
すでに会期終了間近なものもありますので計画的に移動しないと消化できませんね。
クリスマスが近いせいか子どもたちも楽しめるような展覧会も多いようです。


「手塚治虫の美女画展」
GALLERY KAI
(開催中-11/9)

「真穴みかん写真展」
デザインギャラリー1953
(開催中-11/10)

「日本のタイポグラフィ 五十年の記録展」
見本帖本店
(開催中-11/14)

「安西水丸展」
クリエーションギャラリーG8
(開催中-11/20)

「建築の皮膚と体温-イタリアモダンデザインの父、ジオ・ポンティの世界-展」
LIXILギャラリー
(開催中-11/22)

「ユートピアを求めているポスターに見るロシア・アヴァンギャルドとソヴィエト・モダニズム」
世田谷美術館
(開催中-11/24)
※神奈川県立近大美術館 葉山で2013年開催された展覧会の巡回展です。

「グラフィックデザイン展<ペルソナ>50年記念 Persona 1965」
ギンザ・グラフィックギャラリー
(11/5-11/27)

「伊東豊雄展 台中メトロポリタンオペラハウスの軌跡」
TOTOギャラリー間
(開催中-12/20)

「ザハ・ハディド」
東京オペラシティ アートギャラリー
(開催中-12/23)

「ティム・バートンの世界」
森アーツセンターギャラリー
(開催中-1/4)

「磯崎新 12×5=60」
ワタリウム美術館
(開催中-2015.1/12)

「イエラ・マリ展 — 字のない絵本の世界 —」
板橋区立美術館
(11/22-1/12)

「ヴァンヌーボ×15人の写真家」
見本帖本店
(11/20-1/13)

「奈良原一高 王国 Narahara Ikko: Domains」
国立近代美術館ギャラリー4
(11/18-3/1)

「ヒカリ展 光のふしぎ、未知の輝きに迫る!」
国立科学博物館
(開催中-2/22)