グラフィック系のギャラリーがあるように建築や空間系のギャラリーもあるのですが、ここ近年はそういった専門性の高いギャラリー意外での建築空間系の展覧会が多く開催されるようになったと感じています。
2011年から2012年にかけて開催された「メタボリズムの未来都市展」をはじめ、印象に残った展覧会がいくつかありました。
「メタボリズムの未来都市展(森美術館)」
1960年代以降に未来の都市像を描いた建築家たちの野望的な運動をテーマとした展覧会。ひとつの現実的な形として表現された1970年の万国博覧会のパビリオンなども交えた展示でとても見応えのある展覧会でした。
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「今 和次郎 採集講義 展 - 時代のスケッチ。人のコレクション。-(パナソニック 汐留ミュージアム)」
民家調査をライフワークとした建築家の今和次郎氏の民家から世相風俗までの膨大な調査資料の展覧会で、その調査方法は「考現学」という学問として定着したほどユニーク。現代のリサーチのお手本としても充実の展覧会でした。
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「重森三玲 北斗七星の庭_展(ワタリウム美術館)」
東福寺本坊の庭園《北斗七星の庭》に代表される作庭家の重森三玲氏の作品をたどる展覧会。ワタリウム美術館らしい切り口でデータと原寸模型が展示されました。
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「シャルロット・ペリアンと日本(目黒区美術館)」
ル・コルビュジエ、ピエール・ジャンヌレの共同作業者であるデザイナーのシャルロット・ペリアンが数回の来日で関わった日本での活動を振り返る展覧会。戦前戦後の日本のデザインに多くの影響を与えた様子が見て取れました。
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