2011年12月29日木曜日

2011展覧会を振り返る2

2011年は現代の著名な芸術家やデザイナーの展覧会も多く開催されました。
名画の展覧会に比べ、一般的にはあまり成功しない現代デザイナーの展覧会ですが、多くのメディアで取り上げられることで賑わっていたようでもあります。
デザインを学習している学生さん達にとっては直接的な影響を多く受けられるこれらの展覧会ですが、どれほど見に行けたでしょうか。

生誕100年 岡本太郎展(国立近代美術館)
生誕100年ということで、展覧会だけでなく様々な関連イベントも開催され、今年一番話題の展覧会だったのではないでしょうか。
パブリックアートも多いため、会期後も反響があったことが印象的でした。
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ユーモアのすすめ 福田繁雄大回顧展(川崎市市民ミュージアム)
400点あまりの作品にまず圧巻。
そのどれもが様々なメディアで紹介されて来たものばかりというのもスゴイことです。
ただのポスター展ではなく、思考のためのスケッチなどが展示されていたのも貴重でした。
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佐藤晃一ポスター(ggg)
現在は多摩美術大学の教授をされているグラフィックデザイナーの佐藤晃一氏の作品は、何と言っても平面の中に表現される奥行き感が魅力。しかも現代のようなコンピューターではなく版下と指定紙でそれを行なうのですからすごい。
当時の貴重な版下と指定紙も展示されている特別な展覧会でした。
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倉俣史朗とエットレ・ソットサス展(21_21 DESIGN SIGHT)
アクリルに閉じ込められたバラの椅子「ミス・ブランチ」の現物と、ソットサスの晩年の作品「カチナ」シリーズを見るためだけでも価値のある展覧会でした。
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杉浦康平・脈動する本 デザインの手法と哲学(武蔵野美術大学美術館)
日本のデザイナーでこれほどブックデザインのジャンルに影響を及ぼし続けているデザイナーはいないのではないかと思わせるほど、その表現は多様です。
この規模での展覧会が日本で初めてというのも驚き。
貴重な展覧会でした。
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ヴィヴィアン・ウエストウッド シューズ展(表参道ヒルズ スペース オー)
ショーで用いられ数々の逸話を生んで来た伝説の靴の現物、約200点が間近に見られる贅沢な展覧会でした。会場で上映されているショーの映像がちょっと見づらかったのが残念。
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DOMA秋岡芳夫展-モノへの思想と関係のデザイン(目黒区美術館)
タイトルのとおり、モノにこだわりを持ちつづけた秋岡芳夫氏の思想が感じられ、デザインすることの大切さに気付かされる展覧会でした。
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