2011年7月8日金曜日

モホイ=ナジすごい

先日展覧会情報で紹介した、神奈川県立近代美術館葉山館で開催中の「視覚の実験室 モホイ=ナジ/イン・モーション」に行ってきました。(7/10まで)

東京の多摩地区から葉山まではとても遠い道のりで、しかも途中事故渋滞のハプニングもあり、道中半ばで諦めそうにもなりましたが、バウハウスのマイスターであったモホイ=ナジ・ラースローの全貌を紹介する日本初の展覧会ですから行かない訳にはいきません。

光と運動による造形」という創作理念を確立したホイ=ナジは、現代の映像表現の基盤を作ったといっても過言ではないでしょうが、これまでに紹介されていたような、映像や彩度を押さえた色彩による構成的抽象画とは全く異なる、油彩画やテンペラ、舞台美術のためのスケッチなどの斬新な色彩造形などの作品からは、ダダイズムや構成主義としての影響が濃く現れ、意外な魅力を発見できる展覧会でもありました。














これだけの充実した内容の展覧会が東京都内で開催されないことが不思議です。
この展覧会の巡回予定は以下の通り
デザインの学生は必見です。


京都国立近代美術館
7/20(水)~ 9/4(日)

DIC川村記念美術館(千葉県佐倉)
9/17(土)〜12/11(日)

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