デザイン学校の学生を連れての授業です。
クレーは日本でも人気の高い画家なので、これまでにも多くの個展が開催されていますが、デザイン学校の授業では「バウハウスのマイスターとしてのクレー」を紹介していますので、これまでのコンセプトの展覧会は、紹介はしても授業内での観覧はしていませんでしたが、今回の展覧会では作品の由来や経歴だけでなく、クレー自身が日々の制作の中で何を考え試みていたのかが理解できる構成です。
完成した作品が時間を置いて再構成されたり、スケッチが明瞭な下絵としてタブローに生かされていたり。
様々な試行錯誤の明解な関係が作品を通して感じられるものとなっています。
これはデザインワークにおける試作と思考の繰り返しの作業にとても似ているもので、デザインを学び始めた学生にとってもとても良い刺激となったはずです。
それにしても今回の展覧会は、平日の昼間にも関わらず、ものすごい込み具合。
不思議に思っていた所、7/2にTV-TOKYOの美術番組「美の巨人たち」でパウル・クレー作『襲われた場所』が取り上げられたことがわかり、その反響が大きいのだと納得しました。
この放映『パウル・クレー作「襲われた場所」 』は7/24(日)7:30pmからBSジャパンで再放送されるようですので、チェックですね。
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