どうもその後ピンとくるものがなかったのですが、飾り棚にある昔の図鑑を思い出し、久しぶりに取り出してみました。
装丁は革装で、大分擦れていますが金彩入り。
図書館の在庫流れなのか、背表紙には分類番号が書かれています。
銅版画に手彩色を施した図版で、小型の蝶の図鑑です。
銅版手彩色の図版は色がとても綺麗で人気があるアイテムなので、書籍としてだけでなく、頁をバラして図版だけにしたものも、いわゆる「博物図」として良く売られています。
人気なのは花や極彩色の鳥の図版で、特に華やかな図版はとても高価ですが、昆虫は一般的にはあまり人気がないのか、それほど高価でなく出回ってます。
世界の著名な画家による博物図は荒俣宏氏のコレクションが有名で、オリジナル図版を元に博物図鑑として刊行されていますが、そこに掲載されないような図鑑でもきれいなものはたくさんあるので、じっくり付合って手の届くものから集めると、奥が深く楽しいものです。
荒俣宏氏のコレクションを集めた世界大博物図鑑は全7巻。
蝶や甲虫をはじめ昆虫以外の蟲をあつめた蟲類。
こちらは美しい花を集めた全4巻の「花の王国」シリーズ
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