建築鑑賞での楽しさの一つに、窓や扉などの手に触れるような小さい部分にある建築金物等の細部のデザインがあります。
長い年月手に触れて動かすことの多い建築金物は破損しやすく交換しやすいため、昭和のモダニズム建築「旧高田邸」では、残念ながらそれほど残ってはいませんでしたが、玄関の鍵、窓枠のネジ締り錠などはなかなかのデザイン。
建築金物以外にも電灯スイッチの周辺は壁の塗装がところどころはげ落ちて、塗り替えの歴史が観察できたり、各部屋のラジエーターで循環暖房するための石炭ボイラーが玄関ホールに設置されていたりと見所は満載。
帰り際に玄関扉に金具を発見。
引くと小窓が開き来客が確認できるようになっていました。
こうした造形も楽しいですね。
>>昭和モダニズムの民家/その1
>>昭和モダニズムの民家/その2
>>昭和モダニズムの民家/その3
>>「旧高田邸と国立大学町 ~85年の物語~」
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