2012年9月7日金曜日

常設展の魅力


先日見に行った「ベルリン展」は上野の西洋美術館の企画展ですが、このチケットで常設展にも入場できます。

何度も見ている常設展ですが、企画展が開催される地下の機能的できれいな企画展示室がどうも馴染めないので、コルビュジェ氏が基本設計をした本館や前川國男氏設計の新館を見ることにしました。

以前はこの新館が企画展示で、本館のみが常設展示でしたが、本館は大きな作品の展示が難しくそれほど広くない回廊式の展示室なため、現在の贅沢な常設展はかなりいい空間で落ち着けます。入口が本館の吹き抜けのある彫刻室からというのも良い動線です。

ここ数年、世界のコルビュジェ建築群と共に世界遺産登録を目指す西洋美術館。建築探検マップやミニチュアペーパークラフトなど頑張っているようですが、なかなか浸透していないようですね。

建物外観のロダン作品とのコントラストもとても良いのですから、もっと積極的にツアーなどやればいいのにと思ってしまいます。

天気も良かったので、持っていたiPhoneで撮影。もう少し広角が欲しいところです。

ブロンズ彫刻の明暗や建築との質感がきれいなので撮影後にモノクロ加工しました。
本館は2階部分から正面に伸びる階段の造形が美しいのですが、入場者が混雑行列した際の雨よけテントがあって台無し。
建物の魅力を伝えているのですからもう少し配慮が欲しいところですね。
ロダンの「考える人」を見ながらの西洋美術館本館。
これだけ有名な作品ですが見ている人はいませんでした。

ロダンの「地獄の門」を見ながらの西洋美術館本館。

豪華な免震展示台に乗っています。
撮影している背面奥に喫煙場所があるので、そこに行く人がこの前を通る程度。
写真の下部に雨よけテントの屋根があるので構図を外しました。

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