2012年7月18日水曜日

自然の蓋もの

ベランダのガラスフェンスに何やらゴミが?
と思ってよく見ると、カメムシが卵から生まれたところでした。こんなところに卵があったなんて全く気付きませんでした。

このカメムシはクサギカメムシの幼虫。
成虫になると15〜18mmくらいになるのでわりと大型の部類で、全体にサビ模様の茶褐色で斑模様の翅が縁取りのようになったデザインのカメムシです。

この卵、よく見ると黒い線の模様があって、なんとこれは蝶番。球体の上部が蓋のように開く仕組みになっていて、カメムシ類の卵にはよく見られる形態なのだそうです。

昆虫で蓋のある卵と言えばナナフシが有名ですが、ナナフシは卵自体が植物の種のような壺型で、カメムシの卵のような白い球体というのは新鮮でした。

まだ翅がはえていない幼生ですが、30分ほどでどこかへ行ってしまいました。
空っぽになった卵はまだそのままです。

2 件のコメント:

  1. 卵についてる逆三角みたいなのって
    なんですかね?模様ですかね?

    なんかちょっとかっこいい。
    ガラスにでもくっついてるんですね!不思議。

    返信削除
  2. その逆三角が蝶番です。
    ちょっと凄いですよね。

    返信削除

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。