今日は関東各地で今年の
最高気温を更新しました。東京都心で
34.4℃。練馬や八王子では
37℃を超えました。
日中外を歩いていると燃えるんじゃないかと思うほどの日差しでした。
物質が空気中で高温にさらされた時に、自ら燃え始める限界温度が
発火点。
さすがにこの気温では発火する物体は少ないですが、リンの種類の
黄リンは発火点が
30℃とも言われますから今日は完全に燃えました。
身近なものでは、処分のために
山積みされた古タイヤの自然発火。
古タイヤの発火点は150~200℃ですが、夏場の日差しに駐車された車内が50~60℃で、ダッシュボードは80℃超えになるのですから、山積みされた古タイヤが条件次第で燃えるのも想像できます。
さて、紙の発火点がタイトルになったSF小説が「
華氏451度(Fahrenheit 451)」。
レイ・ブラッドベリ(Ray Bradbury)によって1953年書かれ、1966年にはフランスのフランソワ・トリュフォー(François Roland Truffaut)監督によって映画化(邦題は「華氏451」)されたものです。
この作品はフランソワ・トリュフォー監督初のカラー作品で、唯一英語で作られたイギリス映画ですが、フランク・ダラボン監督によりリメイク版「Fahrenheit 451」が進行中だとか難航中だとか。
フランク・ダラボン監督自身はなんとしても原作者の
レイ・ブラッドベリの生前に製作をと思っていたようですが、残念ながら今年の6/6にレイ・ブラッドベリは亡くなってしまいました。
映画はどうなっていくのでしょうか。
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