キノコ狩りに行って来ました。
知人が企画して恒例となった行事で今年で3年目です。
これまで天候に恵まれていたこの企画ですが、今回は東京出発時から雨が降ったり止んだりのはっきりしない天気。
目的地の苗場でも同じ様子で着いた時には小雨模様。
雨天の山は足元が滑りやすいので注意が必要ですが、幸いこの時期の山の中では生い茂った樹々の葉で多少の雨は平気。
秋の味覚としての印象が強いキノコですが、種類によって時期が異なるため、どんなキノコを探すかで早かったり遅かったりとシーズンは結構まばらなようです。
まして自然が相手なので、その年の気候をはじめ様々な要因で大発生することもあればほとんどないこともあるとか。
キノコ狩りとしてはやや早目のこの時期の狙いは、天然マイタケ。
これまでもマイタケ狙いでこの時期に山へ行っていますが、とてつもなく小さいマイタケしか採れなかったので、今年こそはと意気込んで出発しました。
マイタケが好むのはナラの木。
キノコ狩りと聞くと竹のバスケットをもってハイキング気分でというイメージが強いですが、もっととんでもなくハード。
山の斜面に点々とあるブナの木を目指して、道なき山の斜面に分け入り、目を付けた木を目指します。
3時間ほど山の斜面を縦横無尽に歩き続けました。
笹の生い茂る斜面に分け入ります。
杯型のキノコには雨水が溜まる。
そして成果。
これまでで最高に大きい天然マイタケを発見。
あと4〜5日すればもっと育つ若い株のようですが、自然の中で育てている間に誰かに採られてしまうので、見つけたら即回収が鉄則らしいです。
比較的香りの強い露地栽培種よりさらに上品で強い香りの天然マイタケです。
ナラの木の根元のウロからマイタケが生えて来ています。
まだ若いマイタケ。
香りがとても強く美味。
その他には、倒木に群生するマスタケを採取。
鱒の色に似たオレンジがかったピンクの色をしていることから名付けられたそうで、マイタケと同じ多孔菌科でサルノコシカケの仲間。
少し育ったマイタケ(左
ピンクがキレイなマスタケ。食べられるの?美味しいの?(右
はじめて見た時は食べられるの?と疑問を感じますが、コリっとした食感で味噌味で炒めるとかなり美味。
これはクセになります。
天候には恵まれませんでしたが、山からはしっかり恵をもらいました。
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