アド・ミュージアム東京で開催中の「WOMEN on the TOWN-三越とパルコ、花開く消費文化」展を見て来ました。(10/10まで開催)
グラフィックデザインの主たるメディアである広告メディアの中で最も主役であるターゲットの女性にスポットをあて、これまでの広告時代の中での2つの異なる時代の主要企業であった三越とパルコの広告を展示したユニークな展覧会です。
広告は販売促進を目的としたものですが、その時代を生きる女性に対するこの2大企業の広告からのメッセージは、販促を超えた価値観の提案であり、企業のブランディングを超えた世界観の発信で、特にパルコの広告の斬新さは、数年間の広告をまとめて見られることで、パルコという企業ブランドの発信以上に、その時代を先取りする「感覚」を常に発信していたことが理解し易く、デザイン学生への教材としても十分活用できる内容の展覧会となっていました。
過去の広告展では、その時代をリアルに知っている世代にしか訴えかけない(懐かしさだけの)ものが多い中、現代の感覚に十分訴えかける内容であることも驚きです。
グラフィックデザインの学生、特に卒業制作を控えた学生は必見です。
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