西武渋谷店の特設会場で開催されている「深堀隆介 回顧展 金魚養画場〜鱗の向こう側〜」を見てきました。
5/11のオープン前後にTVやネットのメディアで連日のように話題になっている展覧会です。
何層にも分けた樹脂層に描かれた金魚の姿は、本物のような擬似3D表現とも言える技法で、階層の厚さや層の数など限りない試行錯誤の末に生み出された芸術。
初期の作品に1階層に金魚を描いて樹脂で封じ込めたものを敢えて展示しているため、近年の多階層表現のリアリティが際立つものとなっていました。
想像していましたが、やはり手間がすごいですね。
柿右衛門様の磁気や切子の硝子器に制作された作品は、「金魚をこうして飼いたい」と思わせるほどの説得力があり、別の意味で危険な作品。
展覧会後半はアプローチの違った作品が多く展示されていましたが、展覧会前半の作品がインパクトがあり印象的でした。
ひとつだけ残念なのは、全作品撮影可能なためスマホのシャッター音がうるさいこと。
せめて音量を最小にするとか、スピーカーを押さえて消音するとかしてほしいですね。
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