秋晴れの中、八ヶ岳方面へ行ったついでに建築家村野藤吾が晩年に設計した「八ヶ岳美術館」を訪ねてきました。
この夏に目黒区美術館で開催された「村野藤吾の建築-模型が語る豊饒な世界」にも模型が展示されていた建築物です。
カラマツ林の中に建てられたこの小さな美術館は、彫刻家である清水多嘉示の作品展示のために建てられたもので、カラマツ林の中にできるだけ小さい面積でまとめ、彫刻がぐるりと回って鑑賞できるよう、連続したドーム型の空間が作られているのが特徴です。
村立の美術館という予算規模で、経費や工期などに様々な工夫がされた建物には、結局大きな建築物も人が感じることのできる空間の連続なのだと納得させられるものでした。
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